★イノシシを中心に、その他、身近な生き物の情報を興味本位で発信!★      
 
野生イノシシ生態観察レポート  イノシシ駆除レポート     INDEXページ→  

   田上情報局2011

 

2007

2008

2009

2010 2011 2012 2013 2014
2011年12月18日(日)
 イノシシ捕獲 (大谷地区)
 イノシシが掛かったのは檜林の中に置かれた箱罠である。箱罠は、新田さんが山の上の方に設置していたものを最近になってこの場所に移動させたそうで、再設置後の初捕獲となった。やや小型のイノシシだが元気に動き回っていて、檻に体当たりを繰り返したため上顎を負傷している。
 新田さんが銃による止めさしで処理した後、箱罠の扉を再セットし餌用のサツマイモを箱罠の内部や周辺に撒いて次回の捕獲に備えた。
 ←←←クリック
2011年12月16日(金)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 東田上東部の市道沿いにあり、今では竹藪になってしまった古い水田跡地に置かれた箱罠に小型のイノシシが入った。
 捕獲作業は、吉村さんが檻の隙間から素早くイノシシの前足を掴んで動きを止めておいて宇民さんが槍を用いて止め刺しで処理した。
 捕獲されたイノシシは小型の割によく肥えているように見えたが、解体を終えた宇民さんの話によると、胃袋には芋や米ヌカなどの餌が大量に入っていたらしい。
 ←←←クリック
2011年12月10日(土)
 イノシシ捕獲 (美馬市脇町 金川地区)
 金川地区は、曽江谷川支流の東俣谷川沿いにある。東俣谷川は、水量も適度にあって川岸の景色も奇麗だ。
 この辺りでもイノシシ被害が多くて困っているらしく、捕獲を頼まれた新田さんが罠を仕掛けている。その罠にイノシシが掛かったと連絡が入り捕獲作業に同行した。
 現場へ通じる道端や田畑には、かなり大きな足跡も見られたが、ククリ罠に掛かっていたのは、予想に反して小型のイノシシだった。
 地区の人の話から推察するとイノシシは罠に掛かってから2〜3日位経っていたらしく、罠を仕掛けておいた場所の古い石垣の一部がイノシシによって崩されていた。
 新田さんが銃による止めさしを行い、同行したKさんが谷川で素早く内蔵を処理した。
→→→クリック
2011年12月1日(木)
 イノシシ捕獲 (田上地区 池の奥)
 池の奥にある古い水田跡地に置かれた箱罠にメスの中型イノシシが入った。新田さんが昨日午後にイノシシを確認し、捕獲作業は一夜明けた今朝8時半頃から開始した。
 田上地区では昨夜から小雨が降っていたため、地面がぬかるんでいて、カメラを持って檻に近づくとイノシシが跳ね上げる糞尿混じりの泥が大量に飛んでくる。
 新田さんが、少し離れた場所から銃による止めさしで処理し、同行した尾島さんと共に軽トラックの荷台に引き上げて回収した。
 ←←←クリック
2011年11月26日(土)
 1万4600ベクレル
 福島県では、今月9日に相馬市で捕獲されたイノシシ肉から国の暫定基準値(1Kgあたり500ベクレル)の10倍を超える5720ベクレルという放射性セシウムが検出されたが、今回、福島県二本松市で捕獲されたイノシシから、更にそれを大幅に上回る1万4600ベクレルの放射性セシウムが検出された。
 この結果を受け、すでにイノシシ肉の出荷及び摂取が制限されている相馬市、南相馬市、楢葉町、富岡町、広野町、浪江町、新地町、大熊町、双葉町、川内村、葛尾村、飯舘村に加え、新たに福島市、二本松市、伊達市、本宮市、国見町、桑折町、川俣町、大玉村が制限されることになった。

 主として植物の地上部を食べることの多いシカなどに対し、イノシシは山の斜面や沢などで地上に落下した木の実や地中の植物根、さらにはミミズやカニなどの小動物を餌にする。こうした場所は放射性物質の集積しやすい場所でもあるため、イノシシは体内に取り込む量が多くなるのだろう。
 オーストリアでは捕獲されたイノシシ肉からチェルノブイリ原発事故の影響による放射性セシウムが25年経過した今でも検出されている事実を見ても、福島では今後何十年も食用を目的としたイノシシ猟は難しくなるだろう。
2011年11月15日(火)
 イノシシ2頭捕獲 (安車尾)
 場所は安車尾にある人家のすぐ裏の農地の一画である。箱罠は今年の夏に有害駆除を目的として吉村さんが設置したもので、今朝、2頭の小型イノシシが入り狩猟解禁後の初捕獲となった。この辺りでは過去に60〜80キロ級の大物イノシシを何頭か捕獲している。
       (捕獲写真20100302、 20101210 、20110224
 今日から狩猟期に入ったがサルだけは狩猟鳥獣ではないため、美馬市では特別に有害駆除の許可を出している。
 ←←←クリック
2011年11月9日(水)
 楽 園
 福島第一原発事故の影響でイノシシなどの野生動物から高濃度の放射性セシウムなどが検出されているが、福島県相馬市で捕獲されたイノシシの肉から5720ベクレルという高濃度の放射性セシウムが検出された。これは、1キロあたり500ベクレルとした国の暫定基準値の10倍を超えている。これを受け今月7日、厚生労働省は浜通り北部で獲れたイノシシ肉の摂取自粛要請に踏み切った。
 イノシシやシカなどの野生動物の肉からは栃木県や茨城県でも同様に放射性セシウムが検出されている。このままでは出猟するハンターが減り、シカやイノシシなどの数が増えて獣害の増加が懸念されている。
 放射性物質は野生動物にも影響はあるだろうが、人間に比べて個々の寿命が短い彼らにとっては天敵である人間によって捕獲される機会が減ることのほうが逆に大きなメリットに違いない。このままハンターが減り続けた場合、福島原発を中心とした広範囲の地域に、野生動物たちの楽園が出来上がるかもしれない。
2011年10月29日(土)
 イノシシ捕獲 (田上地区 黒北)
 黒北に設置してある箱罠である。メスのイノシシで計量の結果43Kgあった。この箱罠では半月前にも一回り大きなイノシシを捕獲している。箱罠の周囲は溜まった水でぬかるんでいて足場が悪い。箱罠に近づくと興奮したイノシシが暴れて檻に体当たりを繰り返しその度に細かな泥が飛んでくる。
 新田さんが銃による止めさしで処理し、同行した尾島さんと2人でロープを架けて引き出して回収した。
 
←←クリック
2011年10月28日(金)
 思い切った対策 (和歌山県 みなべ町)
 多くの自治体では、増え続ける鳥獣被害対策として有害駆除を実施し、それに対して報償金を出しているが、通常は狩猟期間外に限っている場合が多い。
 和歌山県みなべ町では11月1日にイノシシとシカが狩猟解禁されるが、本年度から狩猟期間中にも有害捕獲を行うこととし、それにたいしても報償金が支給されることになった。報償金の額も5割ほど増額し イノシシ及びシカの銃による捕獲の場合には、それぞれ15,000円、サルは30,000円に引き上げられた。

 みなべ町がこうした政策に踏み切った背景には鳥獣被害の深刻化があるわけだが、被害実態の正確な把握と有害捕獲時の確認を徹底しないと報償金目当ての不正が行われる可能性を孕んでいる。隣接する自治体間での捕獲報償金額に大きな差がある場合も不正を誘発する要因になるかもしれない。不正を行うのは極く一部の者だが、滋賀県大津市では複数の猟友会会員がシカの捕獲数の水増しに関わっていた可能性が指摘されており調査中という報道もある。
2011年10月26日(水)
 大谷地区
 大谷地区で、ククリ罠にイノシシが掛かっているという連絡を受け、新田さん、尾島さんらと共に現地へ向かった。地区の人によってイノシシの姿が確認されたのは昨日の午後だったようだが、日の入り時刻を過ぎると銃の使用が出来なくなるため、やむなく捕獲作業を今朝に行うことにしたのだ。
 新田さんらと、現場へ到着したのは午前7時40分だったが、イノシシの姿は見えなかった。地区に住む三好さんの話では、イノシシは午前6時頃には姿が確認出来たらしい。イノシシが居た場所へ行ってみると道路脇の草むらの斜面が広範囲に掘り返されていた。どうやらククリ罠を引きずったまま逃走したようだ。近くに潜んでいる可能性もあるため、地区の人たちも加わり、しばらく付近を捜してはみたものの、残念ながら発見できなかった。
2011年10月23日(日)
 イノシシ捕獲 (大谷地区)
 午後、大谷地区の箱罠に大きめのイノシシが入ったという連絡を受け現地へ向かう新田さんに同行した。1週間前にも小型のイノシシが2頭入っていた箱罠だ。
 現場は道路の直ぐ上にある雑木林の中で、昼間でも薄暗いが、今日のように曇天だと更に暗い。設置場所への進入路に当たる道路脇に置いていた餌用の米ヌカ袋がイノシシによって食い破られ中のヌカが散乱していた。
 捕獲されたのは40〜50キロクラスのメスのイノシシで檻に体当たりを繰り返したため上顎が負傷していた。新田さんが数メートルの距離から、箱罠の中のイノシシを狙い銃による止めさしで処理した。
 美馬市脇町地区のイノシシ有害捕獲数はこれで270頭になった。
2011年10月21日(金)
 ハーフライフルドショットガン
 本日、新田さんに製作依頼していた箱罠を引き取りに香川県からNさんが訪れた。Nさんは、銃歴の長いベテランで、昨年秋にも新田さんから箱罠を購入している。
 今回、Nさんが所有しているハーフライフル銃を見せてもらった。ハーフライフルは銃身の1/2以下にライフリングを施したもので、こうすることで日本国内では散弾銃扱いとして所持許可を可能としたものだ。

 日本では、ライフル銃は、いくつかの例外はあるものの、一般的には散弾銃歴10年を超えないと所持出来ない。そのため、イノシシやシカなどの大物獣は散弾銃の場合スラッグ弾(ライフルドスラグ)が使用されることが多いが、ライフルに比べて有効射程距離が短かく、少し離れると命中精度が落ちるという欠点がある。特に射程距離が比較的長くなりがちなシカ猟などではライフル銃のほうが有利だ。
 ライフル銃は、銃身内に施した螺旋状の溝(ライフリング)によって弾丸に回転が与えられ、そのジャイロ効果による弾の直進性で命中精度を高めている。普通のライフル銃は、金属製の弾が直接ライフリングに食い込むことになるわけだが、ハーフライフルでは、サボットスラグを使用するため、銃身のライフリングには金属弾ではなく弾を覆ったプラスティック製のワッヅが食い込んで回転を与えるという構造である。
 写真上はNさん所有のブローニングの12番ゲージの銃とその弾(サボットスラグ)だが、通常のライフルドスラグに比べるとさすがに遠距離での命中精度は良いものの、銃が重いことと、弾が高価であることが難点だという。ちなみに、写真の弾は1発500円を超えるそうだ。
 
   (スラッグ専用散弾銃) http://www.dokidoki.ne.jp/home2/banboo/sulag.html

      (散弾銃)   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%A3%E5%BC%BE%E9%8A%83

2011年10月20日(木)
 ククリ罠と箱罠
 一昨日、四国中央市のMさんから、ククリ罠で捕獲に成功したというメールと共に写真が送られてきた。添付写真のタイムスタンプを見ると16日の午前に捕獲したようだ。メスの成獣で、今まで何度か空弾きなどで仕留め損なっていたイノシシだそうだ。
 ククリ罠は、箱罠に比べてイノシシの行動などについての知識や経験が必要で、イノシシとの知恵比べとしての要素が多く、その分うまく仕留めたときの達成感は大きい。

 しかし、狩猟を行わない人にとってはククリ罠も箱罠も共に罠ということで同じように思えるらしい。もちろん、報道関係者であっても例外ではない。最近、滋賀県内でツキノワグマが罠に掛かったという記事だが・・・
                      (−以下部分引用−)
           産経ニュース 2011.10.19 02:18   イノシシのわなにクマ 小中などで保護者送迎 滋賀・東近江

 18日午前6時ごろ、東近江市永源寺相谷町の山林内で、地元猟友会に所属する男性が「イノシシ用のわなにクマがかかっている」と市に連絡。市職員らが駆けつけたところ、イノシシ用のわなに体長約1メートル、体重約40キロのオスのクマがかかっていた。市や県警東近江署はクマをわなから解放し、山林に逃がした。
    
−中略−
 市の担当者は「周辺にはほかのクマもいる可能性がある。山に出かける際は、(クマが怖がる)鈴を持参するなどして注意してほしい」と話している。 

 この記事を狩猟者が見ると、ほとんどの人は、イノシシ用のククリ罠による錯誤捕獲だと思ってしまうだろう。実際、ククリ罠によるクマの錯誤捕獲を減らすということで、保護団体からの圧力もあって、近年、罠の口径規制などが行われている。狩猟者はそういうことを知っているためククリ罠だと思ってしまう。 ところが、実際にはクマが掛かったのはククリ罠ではなくて箱罠だったのである。
2011年10月18日(火)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 宇民さんのククリ罠にオスの大物イノシシが掛かった。場所は東田上の金平家のすぐ裏の山の斜面で、家からの距離は20メートルに満たないほど近い。少し前から畑に現れるイノシシがいるということで、宇民さんが付近に4箇所仕掛けておいた罠のうち人家に最も近い場所の罠に掛かっていた。

 捕獲記録写真はこちらを→→→クリック
2011年10月17日(月)
 人喰いイノシシ

 韓国で巨大な人食いイノシシが出没し、人々を震え上がらせているらしい。
それにしても、このイノシシ、凄い顔をしているネww。
詳しくはこちらのサイトをどうぞ!
 ↓
http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/23926/
 
2011年10月15日(土)
 イノシシ2頭捕獲 (大谷地区)
 朝から空はどんよりと曇っている。午後2時頃、大谷地区に設置している新田さんの箱罠に小型のイノシシが入ったという連絡を受け現地へ出向いた。
 この箱罠による捕獲は今年の2月以来だ。2頭のイノシシのうち1頭は既に死んでいた。新田さんが槍を用いて、残った1頭を止め刺しで処理し、猟友会会長による有害捕獲の認定を受けた。

 美馬市脇町地区の今季のイノシシ有害捕獲数は今日で247頭に達し、昨年度の捕獲数257頭に迫っている。ちなみに新田さん個人の捕獲数はこの2頭で47頭になった。

 ←←←(オフラインバージョン)
2011年10月13日(木)
 イノシシ捕獲 (田上地区 黒北)
 田上地区の黒北に設置してある新田さんの箱罠である。この箱罠も設置してからかなりの年月が経っている。周囲は古い水田跡地のため、水気が多くいつもぬかるんでいて泥の上には大小の足跡が点在している。
 イノシシは大きめのオスで、この箱罠での捕獲は半年ぶりになる。新田さんが銃による止めさしで処理し、久しぶりに現場へ同行した尾島さんがロープを架けて現場から引き出して回収し猟友会会長による有害捕獲の認定を受けた。

 ←←←クリック
2011年10月6日(木)
 イノシシ捕獲 (美馬市脇町暮畑地区)
 暮畑地区は井口谷川を遡った山間の集落である。ここにも新田さんが管理を行っている箱罠が置いてあり、中型のイノシシが入ったと連絡を受けた。箱罠は人家近くに置かれていて中には40Kg位と思われるオスのイノシシが入っていた。
 農家の人の話によると、この辺りにはもっと大きいイノシシが頻繁に出没しているそうだ。
 ←←←クリック
2011年10月5日(水)
 イノシシ5頭捕獲 (大谷地区)
 大谷地区の新田さんの箱罠に5頭のイノシシが入った。推定体重はいずれも10Kg程度で、既に縞模様は完全に消えていて今年の初夏に生まれた個体群と思われる。檻による捕獲は何頭かまとめて捕獲されることが珍しくないが、2〜4頭の場合が多く、一度に5頭以上捕獲されることはそう多くない。
 同行した知人の罠猟師が小型の檻に追い込んで回収し、猟友会会長宅へ運び有害捕獲認定を受けた。美馬市脇町地区内での本年度のイノシシの有害捕獲数はこれで220頭になった。このペースでゆけば昨年度の実績(257頭)を超えるのは確実だ。
2011年10月1日(土)
 イノシシ捕獲 (大谷地区) (田上地区 黒北)
 3日前に大谷地区で4頭捕獲したばかりだが、今度は別の檻で2頭の小型イノシシが捕獲された。檻に入ったのは昨日だが、新田さんが連絡を受けたのが夕方だったため、今朝、現地へ出向き小型檻に移し替えて回収した。
 捕獲作業後、休憩を終えて黒北方面へ見回りに向かった新田さんがククリ罠に掛かっているイノシシを発見した。銃による止めさしを行ったが最近ではかなりの大物で、山道まで運び出すのに苦労した。
2011年9月28日(水)
 大谷地区 (美馬市脇町)
 大谷地区の箱罠に4頭の小型のイノシシが入ったと連絡を受け、新田さんの車に同乗し現場へ出かけた。途中の道路脇や田の畦には既にピークを過ぎた赤い曼珠沙華が所々に咲いていて秋を感じさせる。
 イノシシが入った檻は、東大谷の主要道から3メートルくらい下がった場所で、設置後1年位経つそうで、今回が初めての捕獲となった。イノシシは生後3カ月位のウリ坊4頭でそのうち1頭は箱罠の鉄製の扉に首を挟まれるような形で既に死んでいた。
 新田さんがイノシシの重なった瞬間を狙って1発の銃弾で2頭は仕留めたが、さすがに一度に3頭は難しく、残った1頭は槍を用いて止め刺しに切り替えた。
 作業終了後、大谷地区に設置している何カ所かの箱罠に餌の米ヌカを撒いて回り、次回の捕獲に備えた。
  (撮影本日午前9時20分〜10時50分)
2011年9月27日(火)
 タヌキ (東田上)
 宇民家の裏に設置した箱罠の周囲に仕掛けてあった脚罠にタヌキが掛かった。今までも何度か掛かってはいるが、今回は同時に2匹が掛かった。
 檻の中にはイノシシを誘導するために餌を入れているが、直ぐに食べられてしまうそうだ。タヌキは駆除対象外であるため放してやらねばならず厄介な存在となっている。
(本日午後1時頃撮影)
2011年9月23日(金)  25日(日)
 イノシシ捕獲 (田上地区)
 9月23日午前、西田上の塩ガ峰の中腹に設置している新田さんの箱罠で中型のイノシシを捕獲。25日には池の奥の古い水田跡地に仕掛けたククリ罠に推定50Kgのイノシシが掛かり新田さんが銃による止めさしで処理した。
 夏場と違って、この季節の日の入り時刻はかなり早く、徳島での日の入りは17時53分となっている。捕獲作業の開始時間が遅かったため、射殺を終えた時には17時45分を回っていて、銃を使用可能な時刻まで残り10分を切っていた。

 ←←←(オフラインバージョン)
2011年9月18日(日)
 イノシシ捕獲 (宇民さん1頭 新田さん2頭)
 今日午前、宇民家のすぐ裏に仕掛けておいたククリ罠に20Kgのメスのイノシシが掛かった。捕獲作業は午前8時過ぎに開始し、吉村さんがワイヤーでイノシシの口を縛り、宇民さんが止め刺しで処理した。
 午前11時半頃には、黒北谷に設置しておいた新田さんの箱罠に2頭のウリ坊が入っているのが確認されたが、2頭のうち1頭は既に死んでいた。
 
(記録写真はこちらから→→→クリック
2011年9月12日(月)
 イノシシ2頭捕獲 (田上地区 西條牧場)
 早朝、新田さんから西條牧場に設置してある檻にイノシシが3頭入ったと連絡が入った。檻に入っていたのは縞模様のクッキリと残っているウリ坊の兄弟だった。
 大きさに差があり、小型の檻に移し替える作業中に、一番小さなイノシシが檻の合わせ目の僅かな隙間からスルリと逃げ出してしまい、捕獲回収できたのは2頭にとどまった。

 (記録写真はこちらを→→→クリック
2011年9月4日(日)
 イノシシ捕獲 (美馬市脇町 大谷地区)
 大谷地区に設置してある箱罠である。捕獲されたのは中型のメスだがよく太っていて見かけよりも重そうだ。新田さんが銃による止めさしで処理した後、キャタピラー式の運搬車に乗せて軽トラックの場所まで搬出した。
 今季の新田さんによる有害捕獲数はすでに20頭を超えている。

 ←←←(オフラインバージョン)
2011年8月23日(火)
 イノシシ2頭捕獲 (田上地区 池の奥)
 新田さんが池の奥に設置してある箱罠に親子のイノシシが入った。発見したのは昨日の午後だったが、大粒の雨が降っていたため、捕獲作業を一夜明けた今朝に行うことにした。この箱罠では4カ月前に大きめのイノシシを捕獲している。
 今回、捕獲されたイノシシは何頭かの子連れでやって来ていたようだが、同時に捕獲されたウリ坊は1頭だけで、わずか100o角のメッシュを出入りするほど小さかった。

 (捕獲記録写真はこちらを→→→クリック
2011年8月23日(火)
 処 暑 (田上地区)
 猛暑も一段落し、少し前から涼しさを感じるようになってきた。山には、僅かながらイノシシの足跡などが見られるようになってきたが、田上地区でも、昨年と比べるとイノシシの数は減少しているように思える。これから秋にかけては、今年の夏に生まれたイノシシが母親らと共に行動するようになり、ククリ罠よりもむしろ箱罠での捕獲数が増えてくるだろう。

 
 (写真左から クワガタムシのメス、種類は不明。  オレンジ色のキノコは白色腐朽菌のシュタケ。  茶色の綿状のものは木の側面に大量に付着していたものの一部でおそらく苔の仲間だろう。  写真の蝉は羽化し羽が硬化し飛び立つ準備が整ったクマゼミ

 写真左下はヤママユガ科のオオミズアオまたはオナガミズアオと思う。羽が傷んでいて後ろ羽先端の突起部が破れ落ちている。  緑色の木の実はミカン科のコクサギ、互生だが葉が2枚ずつ交互に出る特殊なタイプ。

 黒地に白い紋が見える蝶は、間寛平ちゃんなら「だれがモンキーやねん!」とギャグを飛ばして喜びそうなモンキアゲハ。写真では白っぽく見える紋は薄い黄白色をしている。  写真右下の薄紫の植物はユリ科のヤブラン。花が終わると黒く丸い実を付ける。)
 
 
2011年8月22日(月)
 ウリ坊捕獲 (田上地区 黒北)
 新田さんが黒北に仕掛けておいたククリ罠にウリ坊が掛かった。罠は引きバネ式のものでイノシシの首を捕らえていた。ウリ坊は足が細いため、罠のワイヤーが枯れ葉などを一緒に挟み込んだ場合には、滑りやすくなり罠から抜けてしまうこともある。
 このイノシシ、新田さんが発見した時には既に死んでいたそうだが、それほど時間は経っていない。親子で行動していたらしく、辺りには小さな足跡に混じって親イノシシのものと思われる大きめの足跡も残されていた。
 
←←←写真をクリックすると拡大します。
2011年8月21日(日)
 最新携帯カメラ画像
  私自身は、常に小型デジカメを持ち歩いているせいか、あえてケイタイで写真を撮ろうとは思わないが、最新のケイタイに内蔵されたカメラの性能は驚くほど進化している。

 先日、新田さんが大谷地区で大物イノシシを仕留めた時、あいにく同行できなかったのだが、新田さんが最新のケイタイで撮影してきた画像をみせてもらったところ、画質の良さに驚かされた。有効画素数も1278万画素(4128×3096)と もはや市販のデジカメと同等だ。
 しかし、画像の圧縮率が大きい上にクッキリとした見栄えにするためにシャープネスが多めにかけられているためか、画質が硬い印象を受ける。
 輝度差の低い被写体やシーンではコンパクトデジカメとの差はほとんど感じられないだろうと思う。ちょっとした細かい文字の資料文書のメモ代わりの撮影にも便利だ。小型デジカメの宿命として画素ピッチが小さくなるためダイナミックレンジの面ではやはり不利なように思えるが、このケイタイによる画像は僅かに色の乗りが浅い点を除いては、一見すると私が持っている一昔前の中級のコンデジと比べても差は思ったほどは感じない。

 当然のコトながら同一技術レベルであれば、ダイナミックレンジに関しては1画素あたりの受光素子の面積の大きいカメラの方が圧倒的に有利であり、輝度差の大きいシーンでは大きな差が出てくるとは思うのだが、日々技術が進んでいる世界では同じ条件で比較すること自体が難しいのも事実だ。
 もちろん一眼レフ(APS-C)クラスとは全く比較にならないし、また比べるような性質のものでもない。
2011年8月20日(土)
 イノシシ肉から放射性セシウム検出
 ある程度予想はしていたが、やはり現実となった。4月に、オーストリアで25年前のチェルノブイリ原発事故のものと思われる放射性セシウムが、野生イノシシの肉から高濃度で検出されたという報道があったが、宮城県でも県南部の角田市で捕獲された野生イノシシから福島原発事故による放射性セシウムが検出されたことが昨日発表された。

 今回検出されたのは1Kgあたり2200ベクレルということで、この値はオーストリアで検出された値(1Kgあたり1060ベクレル)の2倍に相当する。福島や宮城では汚染された稲藁を与えられた肉牛から放射性セシウムが検出され問題となっているが、家畜は餌の管理を徹底すれば今後の汚染を防ぐことが可能かもしれないが、野生動物ではそうはいかない。福島、宮城はもちろん、その周辺地域では、イノシシのみならず他の野生動物にも汚染が進んでいる可能性は否定できない。

 狩猟を単にゲームハンティングと割り切る人には影響は少ないが、捕獲した獲物を食用にもする多くのハンターにとっては大きな問題だ。更に駆除イノシシなどの有効利用を目的に自治体主導で解体施設などが増えているが、こちらの方も少なからず影響が出てくるかもしれない。最悪なのは、オーストリアの例でも分かるように、影響が今後何十年にもわたって長期に及ぶ可能性があることだ。
2011年8月19日(金)
 イノシシ4頭捕獲 (田上地区 池の奥)
 池の奥に設置してある新田さんの箱罠に親子のイノシシ(4頭)が入った。クッキリとした縞模様のウリ坊3頭が母親と一緒に捕獲されていた。通常、ウリ坊の縞模様は3〜4カ月を過ぎると次第に消えてしまうことから誕生は6月頃だろう。
 捕獲作業は現場へ持ち込んだ小型の檻にイノシシを移し替えて生きたまま回収した。
 (捕獲作業の記録はこちらを→→→クリック
2011年8月13日(土)
 ささやかな救い
 こう暑いと、冬期ほど頻繁に山歩きは出来ないが、それでも週に一度は黒北方面へ出かけている。イノシシなどと遭遇出来ればよいのだが、そういうチャンスは簡単には訪れない。ほとんどは徒労に終わるのだが、それでも夏の山歩きは 冬には観られない虫たちと出会えることがささやかな救いではある。
 
(写真左から ミンミンゼミ、ヒラタクワガタ、ゴマダラチョウ)
2011年8月8日(月)
 イノシシ捕獲 (美馬市脇町大谷地区)
 新田さんが大谷地区に設置している箱罠に中型のイノシシが入った。箱罠は農地の外れにある薮の側に設置されていて、イノシシが入ると農家から知らせが入ることになっている。
 捕獲作業は、新田さんの知人の罠猟師が自作した小型の檻を現場へ持ち込みイノシシを移し替えて生きたまま回収した。
 季節的な要因もあって、しばらく沈静化していたイノシシの活動が再び目立ち始めたようで、新田さんは昨日にも大谷地区で70キロ級の大物イノシシを捕獲している。
 
(捕獲作業記録写真はこちらを→→→クリック
2011年8月4日(木)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 宇民家の裏に設置してある箱罠に中型のイノシシが入った。この箱罠による前回の捕獲は一昨年の6月8日であるから実に2年2カ月ぶりになる。
 昨日、宇民さんが米糠やサツマイモ、さらに魚のアラを煮たものを餌としていれておいたところ直ぐに入ったらしい。箱罠のすぐ近くには稲穂が実った早生種の水田もあり、今回の捕獲はタイミングが良かった。
 捕獲作業は檻のマス目に角材を差し込みイノシシの動きを狭めたうえで吉村さんがワイヤーで縛り宇民さんが止め刺しで処理し、猟友会会長による有害駆除としての認定を受けた。
 このイノシシ、実測値では29・5Kgだが、餌を大量に食べていたらしく、解体してみると胃が異常に膨らんでいて内蔵を除いた部位の量は見かけよりもかなり少なかった。
 美馬市脇町地区内でのイノシシの有害捕獲数はこのイノシシで111頭になった。尚、シカは5頭、サルは4頭捕獲されているらしい。
(捕獲記録写真はこちらを→→→クリック
2011年8月1日(月)
 西田上地区にて
 吉村浩さんが仕掛けておいたククリ罠に大小2頭のイノシシが掛かっていた。それぞれ隣接して仕掛けておいた罠に掛かっていたのだが、発見が遅れたため、すでに白骨化していた。場所は西田上地区内にある竹藪で側には古い水田跡地が点在している。

 残された頭骨長を計ってみたところそれぞれ、330o、225oであった。頭骨のサイズに対して牙が短いことからメスのようで、状況から見る限り、親子のイノシシらしい。体重は母親が50Kg前後、子供は10Kg未満と推定される。
 ←←←(オフラインバージョン)
2011年7月26日(火)
 黒北谷 (田上地区)
 午前8時半頃から、黒北方面へ出かけた。この時間帯に出かけるのは久しぶりだ。早朝は生き物たちの姿を見かけることが多い。横井出の山道ではクヌギの樹液を吸っているカブトムシのメスが目に付いた。黒北では、山道を歩いているタヌキの子供を見かけたが、不覚にもカメラをバッグに入れたままであったため撮影出来なかった。相変わらずイノシシの気配は無いが、スダチ畑の手前の薮に僅かだが足跡らしき窪みが見られた。

 黒北谷に架かっているコンクリート橋の上では、体を伸ばして一匹のマムシが寝ていた。変温動物である爬虫類は早朝時などのように外気温が低いときは体温も低くなり動きが鈍くなる。早速、撮影させてもらったが、ダラーンとしていてどうもポーズが良くない。近くに生えていた長めの草を折り、先端部に葉っぱを残した茎でツンツンして強引に上の写真のようなマムシらしいポーズをとってもらったが、まだ眠そうで そのうち仰向けになり死んだフリのような行動を見せた。このような行動は飼育下のヤマカガシでも見られるようだが、詳しい理由は解らないそうだ。
 しばらく眺めていると、体温が上がってきたのか次第に動きが活発になりスルスルと道端の草むらへ消えていった。
 
(写真左上のキノコはテングタケ科のドクツルタケ、写真下はムラサキヤマドリタケか?)
2011年7月24日(日)
 狩猟免許試験
 本日午前10時、県内3会場に於いて平成23年度の徳島県狩猟免許試験が行われた。狩猟免許試験は今回を含めて2回行われ、今日の試験での不合格者は8月22日に行われる2回目に再度受験することも可能だ。
 試験場所は、受験者の住所によって決められていて、1回目と2回目では試験会場が異なるので注意が必要だ。
 受験者のうち西部総合県民局が管轄する4地域、(美馬市、三好市、美馬郡、三好郡)に住所を持つ者は、脇町にある西部総合県民局美馬庁舎が試験会場である。本日の受験者は18名で銃猟関係は僅かにとどまり、ほとんどがワナ猟免許の受験者であった。狩猟者の高齢化が進んでいるが、受験者にもその傾向が現れていて、顔ぶれを見ても1〜2名を除いて中高年ばかりが目に付いた。
 試験準備として前もって猟友会による有料の講習会が開かれていて、これを受講している人が多いようだ。猟友会の講習にはテキストなどによる説明と共に、ワナなどの現物を前にした技能講習も行われ、初心者にとっては参考になる。ワナ猟の試験は講習を受けて普通に勉強すればそれほど難しいものではないが、初心者が事前の準備もなく合格するほど甘くもないようだ。
 猟友会の講習は任意であるため必ずしも受講する必要はない。狩猟読本や問題集などの参考資料は大日本猟友会から直接購入することも可能である。
2011年7月1日(金)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 宇民さんの罠に中型のイノシシが掛かった。場所は宇民家から100メートル位離れた横井出の山道脇。
 捕獲作業は昼過ぎから小雨の合間に、宇民さんと吉村さんで行った。回収後に行った計量では、見た目より重くて20Kgほどあった。

 (捕獲記録写真はこちらを→→→クリック
2011年6月29日(水)
 季節外れの猛暑
 6月だというのに連日 猛暑が続いていて、特に昨日の午後からは、夏を思わせる積乱雲も出て、まるで梅雨明けかと思うほどの陽射しだ。
 午前9時から、横井出経由で黒北方面へ出かけた。5日前と同じように、今日もイノシシの気配が全くない。
 黒北のスダチ畑の先に設置してある新田さんの箱罠も生い茂った草木に遮られて全く見えなくなっている。
 黒北谷沿いの山道にオレンジがかった赤い実が見えた。一見すると木イチゴに似ている赤い実をつけたこの木は、和紙の原料として栽培されていた桑科のコウゾだ。赤い実は口にすると粘ついた食感が残って不味い。
 横井出の竹藪では、今年初めてのキヌガサタケを見つけた。(写真右)
2011年6月22日(水)
 夏 至  (黒北谷)
 午前9時から黒北方面へ出かけた。5日前に見た横井出のタケノコは背丈をはるかに超えるほどの高さに伸びていた。
 少し離れた場所でイノシシが掘ったと思われる小さな穴が見られたが、その一箇所のみで、他には全くイノシシの活動後跡は見られない。

 黒北谷に沿った市道、脇町182号の途中に、路肩が崩落した箇所がある。
 この崩落は かなり前から起きているのだが、このところの雨で、路面コンクリートの下側の空洞が更に拡大している。路面のコンクリートも薄いため、車の通行には注意が必要だ。降水量が多いため、知らないうちに目に見えない部分の崩落が進行している可能性もある。通行時には、面倒でも一旦、車から降りて、路面の下を確認するのが良いだろう。

 さて、今日は1年で昼間が最も長い夏至である。銃猟では、発砲出来るのは、日の出から日の入りまでと決められている。これは、明るいから良いだろうというような問題でなく、あくまで日の出、日の入りの時刻が基準となる。
 徳島では今日の日の出時刻は午前4時51分、日の入りは午後7時17分だ。今は猟期ではないため、有害駆除としての場合に限られることになる。銃を用いた止めさしを行う場合にもこの時間内に済ませる必要がある。
 罠猟に関しては時間制限は無いため、夜間であっても槍などによる止め刺しは可能だが、やむをえない場合を除いては明るい時間帯に行うべきだろう。
2011年6月17日(金)
 気配無し (東田上)
 昼過ぎ、横井出から黒北方面へ出かけた。このところ降り続いていた雨のために黒北谷は いつもより水量が多い。タケノコはイノシシにとって大好物である。横井出の山道には真竹のタケノコが数多く生えているが、イノシシが食べた跡は全くない。黒北方面でも いつもは普通に見られた地面を掘り返した跡も全く見られなかった。これほど気配が無いのは久しぶりだ。
 田上地区では、一時的にせよイノシシの数が減っていることは確かなようだ。しかし、夏の終わりから秋にかけては今年生まれた子供のイノシシが現れる可能性は残っている。
2011年6月10日(金)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 吉村浩さんが小麦畑の奥にある竹藪に仕掛けておいたククリ罠に小型のイノシシが掛かっていた。

 発見が遅れたため、イノシシは既に死んでいたが、3日前に宇民さんが捕獲したイノシシとサイズが極めてよく似ている。捕獲場所も30メートルも離れていないことからこの2頭は兄弟で小麦畑へやって来ていたと考えられる。

 ここから、横井出の山道辺りにかけても、真竹のタケノコが生え始めたので、イノシシが食べにやって来る可能性があるが、田上地区では昨年の捕獲数が多かったので今年は少し減るかもしれない。


 ←←←(オフラインバージョン)
2011年6月7日(火)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 宇民家の裏にある竹藪に仕掛けておいたククリ罠に小型のイノシシが掛かった。現場は、吉村さんの小麦畑のすぐ上に位置している。
 この小麦畑は、少し前から何度もイノシシに侵入されていて、小型のイノシシらしいということは判っていた。状況から見る限りこのイノシシの仕業であった可能性が高い。
 美馬市脇町地区の今季のイノシシ有害捕獲数はこのイノシシで87頭目になるそうだ。

 
(捕獲記録写真はこちらを→→→クリック))
2011年6月4日(土)
 イノシシ捕獲 (田上地区 池の奥)
 新田さんのククリ罠に中型のイノシシが掛かった。場所は、池の奥の、吉田家から谷沿いに少し登った古い水田跡地。
 イノシシは40Kg位のメスで、箱罠のすぐ側に仕掛けておいた押しバネ式の罠に左後脚が掛かっていた。
 新田さんにとっては半月ぶりの捕獲になるが、6月〜8月頃にかけては捕獲数が減少する傾向がある。
 
捕獲記録写真はこちらを→→→クリック
2011年5月20日(金)
 20日のジンクス (黒北)
 黒北に仕掛けてあった新田さんのククリ罠に中型のイノシシが掛かった。新田さんは以前から20日頃になると何故かイノシシが掛かるというジンクスを持っていて、今回の捕獲もそのジンクスに従って、見回りに出かけたところ、掛かっていたのだそうだ。
 引きバネ式のククリ罠が、珍しくイノシシの上顎に掛かっていてワイヤーの遊びの範囲内をオスのイノシシが元気よく走り回っていた。捕獲作業は午後5時20分過ぎに開始した。
 
(捕獲記録写真はこちらを→→→クリック
2011年5月20日(金)
 イノシシ侵入 (東田上)
 東田上にある吉村さんの小麦畑にイノシシが侵入した。一昨日に続いて昨夜にも侵入したようで、麦が踏み倒された跡が2箇所にまとまって付いている。
 この畑は奥の方が竹林に接していて侵入しやすい条件を備えている。以前から鉄パイプを用いた簡単な柵が設置されていて、周囲には吉村さんがククリ罠を仕掛けてはいるが、ここでの捕獲実績は意外に少ない。
 
(本日午後4時30分頃撮影)
2011年5月19日(木)
 五月晴れ
 午前中、久しぶりに黒北方面へ出かけた。気温は高いが湿度が低いためか暑いというほどでもない。横井出の山道から見える谷向かいの山は、深い緑に覆われてしまっていて、もはやイノシシの姿を見ることは不可能な状態になってきた。

 黒北谷から尾根を登っていると、ちょうど目の高さ付近の細い小枝に絡みついているアオダイショウの姿が見えた。
 少し悪いなと思いつつも、撮影のために木を揺するとこちらを向いてちょうど良い角度になり、すかさず何枚かシャッターを切った。
 ヘビはよく見るとつぶらな瞳をしている。こんなヘビだが、イノシシに遭遇すると食べられてしまうので大変だ。

 
(本日午前10時過ぎに撮影)
 
2011年5月16日(月)
 イノシシ捕獲 (脇町 貞眞寺裏)
 吉村さんの罠に中型のイノシシが掛かった。場所は脇町の貞眞寺の裏にある竹藪の中。ここでの捕獲は1月以来、4カ月ぶりになる。
 すぐ側には吉村さんが耕作している農地があって今は小麦が綺麗に色づいている。

   捕獲記録写真はこちらを→→→クリック
 
2011年5月13日(金)
 山のタヌキ (田上地区) 
 午後、横井出の山道から黒北谷を隔てた山を見ている時、小さい点が かすかに動いたような気がしたので、直ぐに双眼鏡を取り出して確かめた。予想どおり動物らしき姿が見えたのでカメラに持ち替え続けざまに数枚シャッターを切った。どうやらタヌキらしいということは解ったが、あまりに遠いためハッキリとは見えない。一見すると タヌキが何か横たわった動物らしきモノを食べているようにも見える。
 黒北谷には、新田さんがイノシシ捕獲用のククリ罠を仕掛けているので、罠に掛かり死んだイノシシを食べているのかもしれないと思い、すぐに新田さんに連絡したところ、その場所には罠を設置していないらしい。
 長望遠であれば細部までクッキリ写るのだが、通常は短いレンズしか持ち歩いていないため、掲載画像も含め極端な部分拡大画像となってしまい、2匹のタヌキが居ることは確認できるものの、それ以上のことは ぼやけてしまってよく解らない。2匹のタヌキは4/28に撮影したタヌキと同一個体である可能性が大きい。
  
(本日午後4時30分頃、APS-Cデジタル フルサイズ換算300mmで撮影後トリミング)
2011年5月11日(水)
 イノシシ捕獲 (西田上地区)
 新田さんの罠に中型のイノシシが掛かった。場所は西田上地区を抜ける四国縦貫道に近い牧草地に面した茂みの中。この近くでは昨年の夏に60Kg級のイノシシを捕獲している。(捕獲写真20100822参照→→

 今回、新田さんの踏み込み式(押しバネ式)の罠に掛かったのは30Kg程はあろうと思われる比較的若いオスのイノシシだが、発見が遅れたため残念ながら既に死んでいた。
 イノシシは、緩やかな斜面にぶら下がるような状態になっていて、イノシシはこのような体勢に陥ると極めて弱く、短時間で死んでしまう。
 猟友会会長に連絡し有害駆除としての認定を受けた。美馬市脇町地区での今季のイノシシ有害捕獲数はこれで65頭になったようだ。
2011年5月3日(火)
 イノシシの活動跡
 田上地区の黒北谷川近くにある農地の直ぐ上の斜面がイノシシによって大きく掘りかえされている。
 以前からイノシシの活動跡が目に付く場所だが、よく見ると掘り返された表面の土が新しい。おそらく昨夜もやって来たのだろう。
 この辺りは、数日前に撮影した野生イノシシの行動範囲に含まれている。
2011年4月29日(金)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 横井出の山道へと繋がっている急な尾根周辺の罠に20キロ級イノシシが掛かった。ここは昨年の夏から秋にかけて宇民さんが多くのイノシシを捕獲している場所だ。
 捕獲作業は、宇民さん吉村さんの2人で午後1時過ぎに開始した。作業を終了後、仕留めたイノシシを尾根下の道まで下ろし、有害捕獲の確認を受けるために猟友会会長宅へ持ち込んだ。
 美馬市脇町地区内でのイノシシの有害捕獲数(4月1日以降)はこのイノシシで57頭目だそうで、今年は例年になくハイペースだ。
(捕獲記録写真はこちらを→→→クリック
2011年4月28日(木)
 野生イノシシ 野生タヌキ (美馬市脇町田上地区)
 午前中は、曇り気味で冴えない天候であったが、昨夜、まとまった雨が降ったこともあって久しぶりに水分を得た草木が生き生きとしている。午前9時過ぎから、横井出の山道を歩いた。木々の隙間から見える黒北谷を隔てた山肌もいつのまにか新緑に被われている。

●写真左2枚は、餌を探して行動中のイノシシ。イノシシは昼行性ではあるが、この季節には夕方頃から行動することが多く、午前中に目にするのは久しぶりだ。
●写真右2枚は斜面の草陰で寝ていたい2匹のタヌキ。1匹が立ち去った後、残った1匹がしばらくの間、草むらから首だけを出していた。
   
(本日午前9時45分〜10時頃に撮影、APS−Cデジタル 300o(フルサイズ換算値)で撮影後、大幅にトリミング)
2011年4月23日(土)
 イノシシ捕獲 (東田上地区)
 東田上の東部に設置してある箱罠による捕獲である。ここは宇民さんが車で通る道沿いであるが、今回は近くを通りかかった人が箱罠に入っているイノシシを先に発見し連絡をくれたらしい。あいにくと朝からまとまった雨が降っていたため、捕獲作業は雨の止むのを待ち、午後になってから開始した。
 吉村さんがワイヤーでイノシシを縛り、宇民さんが止め刺しで処理した。→→→クリック
2011年4月22日(金)
 イノシシ2頭捕獲 (西田上地区)
 昨夜9時頃に西條牧場に設置してある箱罠にイノシシが入ったという連絡を受け、今朝、新田さんの捕獲作業に同行した。
 箱罠に入っていたのは10キロに満たない小型イノシシで疥癬を罹っていた。過去にククリ罠に掛かったことがあるのか、右後ろ脚の先端部が変形している。
 体力はそれほど衰えているようには見えないが、腹部に巨大なダニをぶら下げていた。
 牧場近辺には他にも いくつか箱罠が設置されている。新田さんがすぐ近くに設置してある別の箱罠を見に行くというので一緒に行ってみると、扉が落ちていて、中に かなり大きめのイノシシが入っていた。この箱罠の扉は開きやすいのだそうで、出来るだけ早く処理する必要があり、助っ人の尾島さんが到着した時は、新田さんがすでに射殺を終えた後だった。→→→クリック
2011年4月19日(火)
 ワラビ採り (東田上)
 今日午前10時頃から、横井出付近の山に仕掛けてある宇民さんのイノシシ罠の見回りを兼ねてワラビ採りに出かけた。

 東田上の人家付近へやって来るイノシシは黒北方面から八屋敷などを経て来るルート谷向かいの山から侵入してくるルートがメインだが、このところ新田さんが黒北方面で何頭か捕獲していることもあって、東田上地区の集落近くではイノシシの目立った動きは見られない。

 それでも、ワラビの生えている横井出の山には、比較的新しく掘られたような穴がある。イノシシの糞も所々に落ちてはいるが、昨日辺りからの湿りを含んで、古くて乾いていた糞までも、新しい糞のように見えたりもするので紛らわしい。

 ここからは、西田上の塩ガ峰の一部が遠くに見える
(写真中央下)。 何気なく双眼鏡をのぞいているとイノシシの檻や罠を設置してある山の中腹でワラビ採りをしている新田さんの姿が見えた。また、西田上用水に沿って設けられた山道を一台の軽トラックが入って行くのが確認できた。
 運転手が青っぽい服を着ているところから、 さてはコイツか?と思ったが違っていたようだww。
2011年4月17日(日)
 イノシシ2頭捕獲 (美馬市脇町 東大谷地区)
 美馬市脇町、大谷地区では、新田さんが製作し納入した檻を共同で管理している。地区内には罠猟の免許を取得している人がいるため小型のイノシシの場合には槍などを用いて止め刺しで処理することが多い。しかし、大物が入った場合には事故を避けるため銃による止めさしに切り替えている。
 今朝、大物が入ったと言う連絡を受け、現地へ向かう新田さんに同行した。

 (捕獲記録写真はこちらを→→→クリック
2011年4月14日(木)
 イノシシ2頭捕獲  (黒北 西田上)
 新田さんの勢いが止まらない。昨日、黒北で1頭捕獲したばかりだが、今日午前中に再び黒北で1頭、さらに午後には西田上の塩ガ峰に設置している箱罠で1頭捕獲した。
 いずれも小型ではあるが、僅か14日間で9頭捕獲というハイペースだ。
 
(捕獲記録写真 午前の部は→→→クリック
            午後の部は→→→クリック
2011年4月13日(水)
 イノシシ捕獲 (東田上 黒北)
 田上地区の黒北である。捕獲されたイノシシは小型のメスで引きバネ式の罠に掛かっていた。この雑木林を少し登ると黒北山に続いている。この山の頂上には謎の石積み遺構があり、古い時代のシシ垣の名残りのようにも思えるが詳しくは解っていない。

 新田さんが4月以降に捕獲したイノシシはこれで7頭になった。美馬市脇町地区内で4月以降に有害駆除として捕獲されたイノシシは21頭だそうで、ちょうど三分の一が新田さんによる捕獲ということになる。 
捕獲記録写真はこちらを→→→クリック
2011年4月12日(火)
 汚染の拡がり
 福島第一原発事故の影響で野菜などから放射性物質が検出されたりしているようだが、オーストリアでは国内で購入したイノシシ肉から1キロ当たり1060ベクレルの放射性セシウムが検出されたという。と言っても、もちろん福島原発のモノではない。検出されたのは1986年の旧ソ連チェルノブイリ原発事故で放出された放射性物質だ。25年経過しているにもかかわらず安全基準値を2倍近く上回っているらしい。
 発表したのは「グローバル2000」というオーストリアの環境保護団体だ。環境保護団体による情報であることを差し引いても、今回の福島第一原発事故がチェルノブイリ級のレベル7だと評価されたことから、今後、福島第一原発から かなりの範囲に生息するイノシシなどの野生動物にも同様の事態が生じる可能性はあるだろう。
2011年4月11日(月)
 里山の春 (東田上)
 暖かくなったので、今年初めてのワラビ採りに出かけた。毎年来ている場所だが、もう既に何度か採った跡があり、今年は一番乗りではなかった。西向きの斜面の所々にはイノシシの掘り返した穴が開いている。その中でひときわ大きな穴を見つけた。直径、深さともに一回り大きく、ちょっとした五右衛門風呂くらいあった(写真左上)
 ワラビを採り終え、横井出沿いに宇民家の裏まで戻って来ると、イノシシ用の檻の扉が落下していて、中には脚罠に掛かったタヌキが入っていた。相変わらずタヌキの数は多いが、今は猟期外であるため、放してやる必要がある。
2011年4月9日(土)
 イノシシ2頭捕獲 (美馬市脇町 東大谷地区)
 早朝の曇り空も、午前9時前には回復し 青空も顔をのぞかせ暖かい日となった。

 東大谷地区に設置している新田さんの箱罠に小型イノシシ2頭が入ったと連絡を受け捕獲作業に同行した。 新田さんが大谷地区へ置いている箱罠は数多いが、これは最も高い位置のようだ。

 (捕獲作業はこちらを→→→クリック) 
2011年4月6日(水)
 イノシシ3頭捕獲 (東田上、黒北)
 今朝、吉村浩さんが中型(23Kg)のメスのイノシシを捕獲した。このイノシシ、過去に罠に掛かって切断したのか、左前足が大きく欠損していた。体力も衰えていたようで体中にダニが這い回っていた。

 一方、黒北では、新田さんの箱罠に2頭の小型イノシシ(推定体重17Kgオス、14Kgメス)が入った。この箱罠では3日前にも小型のイノシシを捕獲したばかりだ。
 有害捕獲の管理をしている猟友会会長の和田さんの記録によると、脇町地区での今季のイノシシの有害はこれで7頭になるそうだが、そのうち4頭は新田さんによる捕獲ということになる。(捕獲記録写真は後日公開します)UPしました→→→クリック
2011年4月5日(火)
 市職員によるイノシシ被害の現地調査 (美馬市脇町西田上 池の奥)
 本日、美馬市職員による池の奥の吉田家周辺のイノシシ被害の現地調査が行われた。
美馬市では今月初めからイノシシなどの有害駆除の許可が下りている。しかし猟期はもちろん、有害駆除期間でも被害農家が直接知り合いの猟師などに依頼して駆除を進めてしまうことが多い。そのため行政だけが被害実体を知らずに蚊帳の外と言った状態になっているようにも見える。
 被害農家にしてみれば、出来るだけ早く対処することが第一であり、行政へ連絡しても結局、その先は調査した上で猟友会へ駆除依頼というプロセスとなるため、全てが遅くなりがちなことを嫌っているのだろう。
 いずれにしてもこうした状態は好ましくないわけで、今回、新田さんが市へ報告し現地調査ということになったのだ。本来、有害駆除関連は林政課の担当業務なのだが、多忙なのか代わりにやって来たのは農政課の職員だった。
                                      ※
 西田上地区、池の奥にある吉田家の周りには谷や山があって、イノシシの最も好む環境が拡がっている。谷向かいの山はもちろん、安車尾に通じる背後の山もイノシシの生息数は多い。そんな環境下にある吉田家の水田は電気柵で囲ってはいるものの、突破して侵入するイノシシもいる。

 農業をあまり知らない人にとっては、イノシシの被害と言えば、農作物の食害そのものだけを想像しがちだが、実際には水田の畦を掘り返したり果樹の根元を掘り返すなど、直接的な食害以外の間接的な被害も多い。東田上地区では、水源地から集落へと至る農業用水用の埋設されたパイプ周辺を掘り返している跡が目につくようになってきた。
 
(本日午前10時〜11時 撮影)
2011年4月3日(日)
 イノシシ捕獲 (東田上 黒北)
 昨日、大物イノシシを捕獲した新田さんが今朝再び1頭捕獲した。場所は昨日と同じ黒北で、今度は箱罠による捕獲だ。推定体重は18Kg前後のオスで、昨日、走り去った2頭のイノシシのうちのどちらかである可能性がある。
 昨日の大物が脇町地区での有害捕獲第1号だったようなので、このイノシシが第2号かもしれない。
 
(捕獲記録写真は後日公開します)UPしました→→クリック
2011年4月2日(土) PM5:50〜PM6:20
 ククリ罠設置 (東田上)
 最近、横井出の山道に、イノシシが掘り返した跡が目立つようになり、その周辺には真新しいイノシシの糞も頻繁に目につくようになってきた。山道を歩いていると竹薮の中からイノシシの歩き回る音もよく耳にする。

 夕方、宇民さんがククリ罠を仕掛けるというので同行した。目的地のすぐ手前まで来た時、ガサガサと音が聞こえ、近くの茂みの中でイノシシの動く姿が見えた。出来るだけ近づいて撮影するために足音を立てないようにゆっくりと距離をつめようとしたが、すぐに気付かれ逃げられてしまった。
 イノシシは、ねぐらがあると思われる山道の上の斜面と、山道の下にある竹林の谷間を行き来していることは間違いないようだ。 イノシシの行動している辺りには、動き回った跡が一面に残っていてククリ罠の設置ポイントの絞り込みが難しいが、とりあえず、宇民さんは用意した1個のククリ罠を仕掛けた。
2011年4月2日(土) PM2:40〜PM3:20
 花見会用食材確保 (田上地区 黒北)
 午後2時過ぎに、新田さんから黒北で大物イノシシが掛かったと連絡が入った。一旦、帰宅し銃を用意して再び現場へ戻る新田さんの車に同乗し黒北へ向かった。場所は嘗ての廃家電野積み跡地の直ぐ下10メートル位の竹林の中。罠に掛かっていたのは、大物のメスで直ぐ側から2頭の子供イノシシが走り去った。
 美馬市では4月1日から有害駆除の許可が出ているため、田上地区内に於ける今季最初の有害捕獲となった。
 (捕獲記録写真は後日公開します) 4/6 UPしました。
→→→クリック
2011年3月29日(火)
 野生イノシシ (田上地区)
 2週間前(3/15)に撮影した時は、中望遠レンズしか持ち合わせておらず、不鮮明であったため、今回は750mm(フルサイズ換算値)で撮影してみた。被写体までの距離が遠いため、これでも大幅にトリミングし部分拡大している。

 どれほどの距離があるのかと言えば、【例えば5円玉を、指でつまんで真っ直ぐに腕を伸ばし、その穴の中にイノシシをフレーミングしたとき、イノシシの周囲に更に空間が残る】 くらいの距離である。

 この距離での撮影には焦点距離は1500mm位が適しているが、僅かな時間での被写体のフレームインが難しくなる。発見から、フレームイン、撮影までが数秒以内に出来ないとチャンスを逃してしまう場合がある。
 写真の白猫は、イノシシの生息地に入り込み悠々と歩き回っていた。猫は山の中に入ることがあり、人里からかなり離れた山中で見かけたことが何度かある。
 
 (本日午後4時頃撮影 APS-Cデジタル 750mm(35mmフルサイズ換算) トリミング加工)
2011年3月15日(火)
 野生イノシシ (田上地区)
 横井出の山道から黒北谷を隔てた向かい山の斜面は、イノシシの好む環境であり、2年位前までは、時々その姿を見ることが出来た。しかし、最近では斜面を被う草木が多くなったためイノシシの姿が茂みに埋もれてしまって、残念ながら目撃する機会が少なくなってきた。
 今日の午後、山の斜面からイノシシの動きに伴って岩の転がる音が聞こえてきたため、しばらく待っていると山の斜面に中型のイノシシがほんの一瞬だが姿を現した。
 イノシシまでの距離はおよそ300メートル。この距離になると前もって出没しそうな場所を知っておかないと双眼鏡を使ってもなかなか発見出来ない。
2011年3月13日(日)
 イノシシ捕獲 (脇町 東田上)
 東田上の横井出用水路沿いの山道の直ぐ側に仕掛けておいた宇民さんのククリ罠に中型のオスのイノシシが掛かった。東田上地区内では約1カ月ぶりの捕獲である。
 罠に掛かってからあまり時間が経過していないようで、近づくと興奮してワイヤーを引っ張りながら走り回り危険なため、銃による止めさしを選択した。
 イノシシの猟期は残り2日となり、有害駆除がスタートするまでの2週間は捕獲することが出来ない。
 (捕獲記録写真は後日公開します) UPしました→→→クリック
2011年3月6日(日)
 因島のトラさん
 イノシシ駆除レポートを中心としたこのHPも今年で6年目になる。コメントを書き込める一般的なブログ形式ではなく、ただ一方的な発信方式を採っていることもあって、アクセス数自体はそれほど多くはない。

 しかし、更新頻度に対してのアクセス数という点で見れば、かなり多く、その点ではパフォーマンスは高い。当初は新規訪問者の比率が高かったが、今では逆転し常連サンの方が多くなってしまった。

 自らもイノシシ猟(銃猟及び罠猟)を行っていると言う「因島のトラ」さんも、何年も前から、当サイトを見てくれているのだそうです。
     ブログ 徒然なるままに2 ( http://seikodo2.blog.so-net.ne.jp/  ) 
 
2011年2月24日(木)
 大物イノシシ捕獲 (安車尾地区)
 このところ、捕獲されるイノシシが小型化していたが、吉村浩さんが安車尾地区に仕掛けておいたククリ罠に久々に大物イノシシ(77Kg)が掛かった。
 この近くでは昨年の3月初めにククリ罠に掛かった大物イノシシ(80Kg)が死んだ状態で発見jされたが、今回はそれに匹敵するサイズであった。

 (捕獲記録写真は後日公開します) UPしました→→→クリック
 
2011年2月18日(金)
 イノシシ3頭捕獲 (田上地区 西條牧場)
 3日前に3頭捕獲したばかりの新田さんだが、今日、再び一度に3頭捕獲した。場所は、昨年から度々捕獲している西條牧場に設置している箱罠だ。ここでは前回、前々回 、それぞれ2頭ずつ捕獲している。
 今回の捕獲で、11月15日の狩猟解禁以降、新田さんが仕留めたイノシシの数は20頭を超えた。尚、イノシシに関しては猟期が3月15日まで延長されているため、あと1カ月近く日数が残っており、新田さんの捕獲数は更に伸びそうだ。
 (捕獲記録写真はこちらを→→→クリック
2011年2月15日(火)
 イノシシ3頭捕獲 (西田上)
 5日ぶりに黒北へ出かけた。昨日降った雪も、今日は気温が上がって急速に溶けている。このような日はイノシシが見られることが多い。横井出を歩いていると谷向かいの山の斜面を歩いているイノシシが見られたが、直ぐに枯れ草の茂みに姿を消した。黒北では発情期を迎えたイノシシが何頭かいたようで、鳴き声が頻繁に聞こえてきた。
 スダチ畑辺りでイノシシを探していたとき、新田さんから西田上で3頭罠に掛かったと連絡が入り急遽、西田上へ向かうために山道を下った。途中まで迎えに来てもらった新田さんの車に同乗し塩ガ峰の山道を登った。(捕獲記録写真はこちらを→→→クリック
2011年2月12日(土)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 宇民さんのククリ罠に小型のイノシシが掛かった。東田上地区内では先月末に箱罠での捕獲があるが、ククリ罠による捕獲は昨年の11月半ば以来、およそ3カ月ぶりになる。
 イノシシは昨日の夕方、見回りに出かけた宇民さんが罠に掛かっているのを確認していたが、時刻が遅かったため、捕獲作業は、一夜明けた今日、行うことになった。
 作業は吉村浩さんも加わり、午前9時過ぎから始められた。

 このところ、捕獲されるイノシシが小型化しているようだが、これは駆除などの狩猟圧によるものと考えられ、イノシシが大型化する前に次々と捕獲されていることが原因だろう。

 (捕獲記録写真はこちらを→→→クリック
2011年2月9日(水)
 イノシシ跡 (八屋敷)
 東田上の集落近くでは、イノシシの数が減っているらしく宇民さんのククリ罠にも長い間掛かっていない。しかし、今までも、この時期には あまり捕獲実績は無いので、今年が特別という訳ではない。集落から離れた八屋敷や黒北方面には、相変わらずイノシシが掘り返した跡などが見られる。
 写真は、東田上の八屋敷でイノシシが掘り返した跡。かなり深い穴がいくつも連なるように掘られていた。 (2011-2-8撮影)
2011年2月8日(火)
 ラスト シューティング
 午後2時頃から、東田上の本屋敷を経由し八屋敷へ登り、僅かに残った古道を通り黒北へ抜けた。黒北の廃家電跡地辺りを歩いていた時、近くで2発の銃声が響いた。その後、断続的に20発を超える銃声が聞こえてきた。銃声のする方向に山道を下ってゆくと、スダチ畑へ通じる道の入り口に一台の軽トラックが止まっていた。その およそ100メートル先で上方に向けて銃を撃っているオレンジ色のジャケット姿の人物が見えた。2〜3分後、撃ち終わって車へ戻る途中のハンターとすれ違い、少し言葉を交わした。
 見たところ、かなりの年配で、磨き上げた上下2連の猟銃を携えていた。ヒヨドリを撃っていたのだと言う。目が悪くなって、今年で銃をやめることにしたらしい。
 イノシシなど一部を除いて、猟期も残り一週間になった。毎年、この時期になると残弾の消化を兼ねて野外に撃ちに出るハンターも多い。彼が射撃していた場所へ行ってみると撃ち終えた1ケース分の散弾銃の空薬莢が散らばっていた。この人にとっては、これが まさにラスト シューティングだったのだろう。

   (APS-Cデジタル 750mm相当を更にトリミング 、140mm、  28mm   焦点距離はフルサイズ換算値)
2011年2月6日(日)
 野生イノシシ (東田上 黒北) (大谷川河川敷)
■本日、午後3時過ぎ、横井出の山道から黒北方面へ出かけた。黒北谷を歩いている時、山の斜面からガラガラと石の転がる音が聞こえてきた。双眼鏡で確かめながらじっと待っていると、15分くらい経過した頃、木々の間に予想どおりイノシシが姿を見せた。
 見通しが悪く、目視できたのは僅かな時間だが、2頭の中型イノシシが確認できた。少し離れた山からはイノシシの交尾期特有の鳴き声が聞こえてきた。
(本日午後4時過ぎ撮影)
                                     ※

■写真下は1週間前に、新田さんと大谷地区から帰る途中、大谷川の河川敷で見かけた小型のイノシシ。3頭のイノシシがいたが、すぐに枯れた草原の中に姿を消した。
(2011-1-30午後 撮影)
2011年2月1日(火)
 イノシシ2頭捕獲 (大谷地区)
 一昨日、小型のイノシシを捕獲したばかりの大谷地区の箱罠に、今度は2頭のイノシシが入った。今回は前回のモノより若干大きいようにも感じるが、目立った違いは無い。この箱罠では この半月の間に小型ばかりだが3回も入っていて捕獲効率が良い。
 2頭のイノシシは新田さんが槍とナイフを使って止め刺しで処理した。

 
(捕獲記録写真は後日公開します) UPしました→→→クリック
2011年1月31日(月)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 東田上の市道、脇町185号沿いの、今では竹薮となってしまっている古い耕作放棄地に設置された箱罠に小型のイノシシが入った。
 この箱罠は、宇民さん吉村さんが昨年の2月7日に設置したもので、今回の捕獲までに1年を要した。箱罠自体が華奢な構造で剛性が足りないため、全体が少し歪んでいる。
 捕獲作業は午前10時過ぎに宇民さんと吉村さんの息のあった連携で行った。

 
(捕獲記録写真は後日公開します) UPしました→→→クリック
2011年1月30日(日)
 イノシシ4頭捕獲 (大谷地区) (脇町 小星地区)
 新田さんが管理している大谷地区の箱罠に小型のイノシシが掛かった。捕獲作業は昼過ぎに行ったが、2週間前に この箱罠で捕獲したイノシシとよく似た10キロに満たないような小型であった。捕獲作業を終えた頃、吉村さんの管理している箱罠に3頭入ったという連絡があり、宇民家裏の竹藪から、捕獲作業に使う青竹を切り出した後、現地へ向かった。
  捕獲記録写真(大谷地区)はこちらを→→→クリック
  捕獲記録写真(小星地区)はこちらを→→→クリック
2011年1月27日(木)
 タヌキ寝入り
 宇民家裏の箱罠の側に設置してある脚罠にタヌキが掛かっていた。箱罠の餌にはタヌキはもちろん、ツグミなどの小鳥や野ネズミも食べにやって来る。動物質の餌を入れた場合にはイタチやカラスもやって来る。
 それでも罠に掛かるのは、ほとんどがタヌキであることから、餌の大部分はいつもタヌキが食べているのだろう。
2011年1月21日(金)
 イノシシ2頭捕獲 (西田上) (脇町 貞眞寺の裏)
 西田上の眞楽寺の背後の山に仕掛けておいた新田さんの箱罠に小型のイノシシが入っているという連絡を受け、早朝、新田さんの車に同乗し現場へ向かった→→→クリック
                          ※
 西田上での捕獲作業を終え、午前8時40分ころ帰宅し、9時半ころから久しぶりに東田上から八屋敷方面を経て古い山道を黒北へ歩いてみた。黒北に設置してある新田さんの箱罠を覗いた後、谷沿いの道を下り再び尾根から横井出の山道を通って帰宅した。
                          ※
 午後1時頃、吉村さんがやって来た。貞眞寺裏で小型のイノシシが掛かっていたそうで、早速、宇民さんらと捕獲作業に向かった。全くの偶然だが、午前に西田上で新田さんが捕獲したイノシシと非常によく似たサイズで計測の結果は僅か6キロしかなかった→→→クリック
2011年1月18日(火)
 イノシシ2頭捕獲 (脇町小星)
 午後2時過ぎ、黒北の山を歩いている時、吉村さんから箱罠にイノシシが2頭入ったと連絡を受け、急遽、宇民家まで戻った。場所は小星地区だという。吉村さんの車に捕獲用具を積み込み宇民さんと共に同行した。

 (捕獲記録写真は後日公開します) UPしました→→→クリック
2011年1月17日(月)
 イノシシ2頭捕獲 (脇町 西赤谷)
 昼過ぎに新田さんから西赤谷に設置してある箱罠に2頭入ったという連絡を受け、新田さんのトラックに同乗し現地へ向かった。ここの箱罠も新田さんが製作納入したものらしい。現地では既に3〜4人が到着を待っていた。

 (捕獲記録写真は後日公開します) UPしました
→→→クリック
2011年1月16日(日)
 イノシシ捕獲 (美馬市脇町 貞眞寺の裏)
 午前中は、一時、激しく降っていた雪の勢いも午後になると少し穏やかになった。
観音堂での鏡開きを終えた後、罠の見回りに出かけた吉村さんが、貞眞寺の裏で中型のイノシシが掛かっているのを確認。
 捕獲作業は午後4時を過ぎてから 宇民さんと一緒に行った。

  (捕獲記録写真は後日公開します) UPしました→→→クリック
2011年1月15日(土)
 イノシシ捕獲 (美馬市脇町大谷地区)
 脇町の大谷地区に設置してある箱罠にイノシシが入った。この箱罠は新田さんが製作したものを大谷地区へ納入し管理を行っているという。
 今朝7時前に、新田さんらと待ち合わせて現地へ向かった。イノシシは新田さんが最近捕獲した中では最も小型で、新田家の愛犬コロよりも小さく見えた。

 (捕獲記録写真はこちらを→→→クリック
2011年1月13日(木)
 ニホンザルがやって来た (西田上地区) 
 一昨日の昼過ぎに、新田さんから、自宅のベランダにサルが居る。と連絡が入った。急いで駆けつけると、サルは新田家の屋根の付近にいた。車から降り、近づきながらカメラを向けるとスルスルと道路へ降り、時々立ち止まってじっとこちらを見ながらゆっくりと蜜柑畑を横切り人家の脇でひと休みした後、林の中へ消えていった。
 最近、東田上地区でも、畑の中でサルが目撃されているが、同一個体である可能性もある。
  (2011-1-11 PM12:25頃撮影)
 
←←←写真をクリックすると拡大します
2011年1月12日(水)
 撒き餌
 新田さんの箱罠及びククリ罠である。この箱罠では昨年の大晦日に中型のイノシシを捕獲している。
 冬場には人里はもちろん、山にも餌が乏しくなるため、撒き餌の効果は大きい。
 今回、新田さんは麦ぬかをククリ罠の前後にも撒いた。撒かれた餌は、イノシシだけでなくタヌキや野鳥なども好んで食べているようだ。
(2011-1-10撮影)
2011年1月11日(火)
 鳥害 (西田上地区)
 西田上の岩倉城址本丸跡の直ぐ下にある畑である。畑の東から南にかけては竹や雑木の茂った かなり急な斜面となっている。斜面はイノシシの進入路にもなっていて、この辺りでは吉村さんによって何頭ものイノシシが捕獲されている

 今、この畑では吉村さんがブロッコリーを栽培しているが、ブロッコリーにとってはイノシシよりもむしろヒヨドリによる食害が大きい。イノシシは畑を掘り返すことによる害が主だが、ヒヨドリの場合は直接、葉を食べてしまう。彼らは畑の周囲の茂みを足がかりにして周辺部から少しずつ食べ始め次第に畑の中央部へと入り込んでゆく。この畑もすでに3分の1以上が被害に遭っていて、更に拡がりつつある。
2011年1月10日(月)
 イノシシ2頭捕獲  ( 西條牧場  西田上地区 )
 西條牧場に設置されている箱罠に2頭の小型イノシシが入った。昨夜、ガシャーンという箱罠の扉が落下する音がしたため、西條さんが確認したところ2頭のイノシシの姿が見えたという。

 (捕獲記録写真はこちらを→→→クリック)
 
2011年1月8日(土)
 八屋敷 (東田上)
 東田上では、このところイノシシの気配があまり感じられなかったのだが、2〜3日前に宇民さんがイノシシの姿を目撃したらしく、横井出の山道を歩いていると早速、新たに追加したククリ罠のプレートが目についた。

 写真は、東田上東部の八屋敷。この辺りまで来るとイノシシの掘り返した跡なども見られるが、それでも以前ほど多くはない。毎年、冬期には人家付近の田畑には食べ物が少なく、更に交尾期と重なるため田上地区ではイノシシの出没頻度は減る傾向がある。
 (写真は八屋敷で見かけたアオゲラのオス。本日午前10時30分撮影)
2011年1月2日(日)
 イノシシ捕獲 (西田上地区)
 新年早々、西田上の岩倉城址の近くにあるブロッコリー畑の側に仕掛けておいた吉村浩さんの罠に小型のイノシシが掛かった。サイズなどから、昨年のクリスマス頃から頻繁に目撃されていたイノシシである可能性が大きい。
 目撃されていたイノシシは2頭であったので近いうちに再び残り1頭が捕獲されるかもしれない。
 (捕獲記録写真はこちらを→→→クリック
2011年1月1日(土)
 謹賀新年 (美馬市脇町東田上)
 年末からの寒波のため、田上地区でも積雪があり、雪の正月となった。道路など陽当たりの良い場所では直ぐに溶けてしまうが、山間部などの日陰では溶けずに長く残ることがある。
 写真は、宇民さんが東田上東部の本屋敷に設置してある押しバネ式のククリ罠である。このタイプのククリ罠のトリガー部は地表付近に設置しているため、その上に枯れ葉などが積もりやすい。更に雪などが積もると作動不良や作動タイミングに遅れなどが生じる可能性がある。
 押しバネ式のククリ罠にとっては時として障害となる雪ではあるが、反面、動物たちの足跡がつきやすく、普段の移動ルートなどの確認をするチャンスでもある。
 (本日午前10時30分頃撮影)
過去の情報 2010年(平成22年)はこちらをクリック⇒⇒⇒

Copyright  (C) 2011  Satoru Fujimoto  All Rights Reserved.