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2014年12月29日(月)
 焼き場谷〜城山
 午前11時半頃から東田上東部のトビヤス方面の山へ入った後、焼き場谷へ下りた。焼き場谷へ至る斜面にはイノシシ道があって所々に糞も見られた。谷にはヌタ場があり、直ぐ上には短い橋が架かっていて徳島自動車道が通っている。
 谷沿いに少し下った所に堰堤があり側に竹藪の急な斜面が立ちはだかっている。その斜面には、まるで絵に描いたようなハッキリとしたイノシシ道が城山地区へ向かって通っている。ククリ罠を仕掛けるには最適なポイントだが、見回りに時間がかかるのが難点だ。
2014年12月21日(日)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 吉村家の裏に拡がる竹藪に設置されていた箱罠に小型のイノシシが入った。黒北谷に接しているこの竹藪にはイノシシやタヌキ、ハクビシンなども出入りしている。竹藪にはイノシシ道も見られるが、なかなか捕獲には至らなかった。
 捕獲作業は、吉村さんと宇民さんが檻のメッシュに竹竿を差し込んで隅のほうに追い込み、天井部から垂らしたリング状のワイヤーをイノシシに噛ませて固定し槍による止めさしで処理した。
 現場周辺には、更に大きめのイノシシの足跡があった。東田上地区ではイノシシが少しずつ増えている印象を受ける。
2014年12月15日(月)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 宇民家の直ぐ裏にある雑木林の斜面である。嘗ては樫などの樹木が茂っていたが、今では山道下から次第に孟宗竹が勢力を拡大し今では竹藪になりつつある。
 宇民さんのククリ罠に掛かったのは中型のオスのイノシシ。近接した位置に仕掛けられた2箇所の罠がそれぞれ左右の後脚を捉えたまま竹に絡みついていた。宇民さんが槍を用いて止めさしで処理した。
 現地では20Kg程度に見えたが捕獲後に回収し計量したところ36Kgあった。
2014年12月3日(水)
 イノシシ捕獲 (西田上地区 西條牧場)
 西條牧場に設置している箱罠に再び大きめのイノシシが入った。この箱罠では半月前にも50sクラスのイノシシが捕獲され、その時、檻の外で別のイノシシの姿が目撃されていた。今回捕獲されたイノシシもサイズがよく似ているので目撃されていた個体である可能性が高い。檻に近づくと、寝そべった状態からまるでこちらに油断させるように目をそらすような態勢から急に立ち上がり突進してくる。
 新田さんが周囲の安全を確認し、銃による止めさしで処理した。
2014年11月30日(日)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 宇民さんのククリ罠にやや小型のイノシシが掛かった。5日前にも捕獲していて、今回は少し手前になるが、距離は極めて近い場所になる。イノシシは真竹の根元でワイヤーが絡んで身動きできない状態で横たわっていた。よく見ると、罠に掛かった前足が骨折し骨の一部が露出していた。
 ワイヤーで縛る必要もなく、宇民さんが、そのまま槍を用いての止めさしで処理した後、山道まで引き上げ一輪車で回収した。
2014年11月29日(土)
 イノシシ捕獲 (美馬市脇町 大谷地区)
 大谷地区に設置している新田さんの箱罠に中型のイノシシが入った。ブルーベリー農園の直ぐ下に置かれたこの箱罠での捕獲は3ヶ月ぶりだ。新田さんが銃による止めさしで処理し回収した。
 大谷地区でも再びイノシシが増えつつあるようで、この辺りでも子連れのイノシシが姿を見せているらしい。
2014年11月25日(火)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 横井出の山道下の竹藪に仕掛けておいた宇民さんのククリ罠に中型のイノシシが掛かった。捕獲作業は昼過ぎから開始したが、朝から小雨が降り続いていて条件は良くない。

 罠のワイヤーはイノシシの左前脚の先端にある2本の蹄を捕らえていた。ワイヤーの遊びが多くて時折、左右に勢いよく突進を繰り返していた。幸いにもイノシシが斜面下に移動すると動きが制限され、ワイヤーで縛ることなく槍で止めをさすことが出来た。
 滑車とロープを用いて山道まで引き上げ回収した。
2014年11月17日(月)
 イノシシ捕獲 (西田上 西條牧場)
 西田上地区の西條牧場に設置している新田さんの箱罠に大きめのイノシシが入った。
 およそ50s程ありそうなメスで、発見時には檻の側に別のイノシシの姿があったという。

 イノシシの入った箱罠に連結した小型の運搬用檻にイノシシを追い込み生け捕りにして回収した。
2014年10月29日(水)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 宇民家の裏山に仕掛けられたククリ罠に、小型のイノシシが掛かった。
 罠に掛かったのは、20sに満たない子供のオスイノシシ。罠のワイヤーは左前足先端の2本の蹄を捉えていた。この箇所が掛かると絶対に逃げられないと言う猟師もいるが、以前に蹄2本を残して逃走したイノシシもいるので油断は出来ない。幸いにもイノシシが小型であるため、近寄ってワイヤーで固定することが出来た。いつものように宇民さんが槍で止めをさした。
 宇民さんによると横井出の山道周辺では、イノシシが積もった落ち葉を掘り返した痕跡が目立ってきているらしい。
2014年10月24日(金)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 昨日に続いて宇民さんのククリ罠に中型のオスのイノシシが掛かった。このイノシシ、隣接して設置されていた2箇所のククリ罠に、それぞれ左前足と鼻先が掛かっていた。
 鼻先に罠のワイヤーが掛かっているため宇民さんが槍でそのまま止め刺しを行うことにしたが、イノシシを捉えている罠のワイヤーに余裕があるためイノシシが固定できず、いつもより仕留めに時間を要した。
 
2014年10月23日(木)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 罠に掛かったイノシシは、大きめのメスで罠のワイヤーは右後脚を捉えていた。吉村さんがイノシシの口をワイヤーで縛り、宇民さんが槍で仕留めた後、滑車を使いロープで直ぐ上の山道まで引き上げ一輪車に乗せて回収した。
 よく肥えたメスで、計量の結果58Kgと久々の大物であった。10日前に捕獲したイノシシにも20oの大きなダニが付いていたが、このイノシシの腹部には4匹の大きなダニが付着していて、その中の1匹は前回を上回り全長23oもあった。
2014年10月14日(火)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 横井出の山道側の斜面に設置された宇民さんのククリ罠に中型のイノシシが掛かった。

 昨日、美馬市を台風19号が通過した。イノシシは嵐の後や雨上がりに罠に掛かる頻度が高くなる傾向がある。雨上がりなどにはイノシシの行動が活発化することもあって、今回の捕獲もこうした条件が影響している可能性もある。

 このイノシシには、巨大なダニが付着していた。
2014年10月4日(土)
 黒北の秋 (田上地区)
 接近中の大型台風18号の影響からか、空はどんよりとして灰色の雲で覆われている。
午後、久しぶりに黒北方面へ出かけた。黒北山頂上まで足を延ばし山裾を一周したが、相変わらず、いたるところに蜘蛛の巣があって歩き辛い。山道の途中、毎年同じようにマンネンタケが生える場所があるのだが、どういうわけか今年は一本も発見できなかった。近くの雑木林で切り込みを入れたトタン板に青いナイロンメッシュを重ねたものが転がっていた。踏み込み式のイノシシククリ罠と一緒に使用するモノで、宇民さんが使用しているモノとよく似ている。
 黒北山を下り、元の山道へ戻った時、脇の茂みの中を音をたててイノシシが走り、山道の泥濘には大きな足跡が残されていた。
2014年9月22日(月)
 秋の山道 (田上地区)
 黒北谷沿いの山道には所々に栗の木が生えていて、この季節になると落下した実を食べにイノシシがやって来る。長年観察していると、その食べた状況からイノシシの大まかな数などが推測出来る。個体数が多い年にはイノシシが噛んだ栗の皮が広範囲に散らばっていたりするが、個体数が少ない年には、手つかずで転がっている実を目にすることが多くなる。
 今年はイノシシが噛んだ栗の実がさほど多くないのでやはり数は減っているのだろう。 
 写真は、山道で見かけたコジュケイである。親子連れだったらしく、近くの茂みに潜んだ子供たちから、私を遠ざけるために、親鳥が鳴き声を上げながら自分をおとりにして、わざと反対方向の茂みから目に付くように山道へと小走りで出たり入ったりを繰り返している。
 親鳥が子供を守るための、こうした行動の典型としては、チドリ類の偽傷行動がよく知られている。
2014年9月21日(日)
 古墳発見か? (田上地区 池の奥)
 田上地区の西條牧場から池の奥へと続いている市道・脇町179号線が池の奥谷を越えた辺りから大きくカーブした場所がある。
 その直ぐ側の草むらの一部が丸く盛り上がり真ん中にポッカリと入り口のような穴が開いている。穴の中は薄暗くて一見すると小さな古墳のようにも見えてくる。
 もしかして、新しい古墳の発見か!さっそく新聞社に連絡しなくっちゃ!!
 と、まぁ、冗談はこのくらいにして、実はこの古墳みたいなモノの正体は長期間設置されたままになっている箱罠なのだ。生い茂ったツル性の植物が入り口を残して全体を覆い隠してしまっているのだ。
   (本日午前10時20分頃撮影)
2014年9月17日(水)
 イノシシ捕獲 (美馬市脇町田上地区)
 東田上東部の市道・脇町185号沿いの竹藪に設置している箱罠である。この箱罠は天井と床の部分が通常よりメッシュの粗いモノが使用されていて全体の剛性が弱いためイノシシが動くたびに変形する。
 おびただしい数のヤブ蚊の攻撃を受けながら、檻のメッシュに角材を差し込んで隅のほうへ追い込み、イノシシの行動範囲を狭めた上で宇民さんが槍で止めをさした。
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2014年9月7日(日)
 イノシシ捕獲 (美馬市脇町田上地区)
 宇民家の直ぐ裏にある雑木林に仕掛けておいたククリ罠に中型のイノシシが掛かった。過去に何度か捕獲しているイノシシ道である。昨年末、この近辺にワイヤーメッシュ柵を張っているため、現場へは出入り用のメッシュ扉を開けて行くため、以前より少し遠回りになってしまった。
 現場は、大量のヤブ蚊が飛び回っていて、前もって用意しておいた虫除けネットを被ってもカメラを持った素手をめがけて飛んでくる。
 70歳を過ぎてから始めた宇民さんのイノシシ猟だが、これで宇民さんが捕獲したイノシシは総数121頭となった。 

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2014年8月28日(木)
 イノシシ捕獲 (美馬市脇町 大谷地区)
 大谷地区に設置している新田サンの箱罠に中型のイノシシが入った。大谷の山々は薄く雲に覆われていて午前中に降った雨のためか大谷川は勢いよく水が流れている。イノシシの入った箱罠はブルーベリー農園の直ぐ下に置かれていて、過去にも何度か捕獲している。
 降り続いた雨により、箱罠の内部は、まるで代掻きを終えた直後の田んぼのような状態で、イノシシが檻に体当たりをするたびに糞尿混じりの泥水が辺り一面に飛び散るため、なかなか近づけず、新田サンが少し高い位置から、銃で止めを刺して回収した。
 美馬市脇町地区の有害駆除数は、現時点でイノシシ(169頭)、サル(36頭)、シカ(14頭)となっている。

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2014年7月31日(木)
 狩猟免許更新 (美馬市脇町)
 本日午後1時から、美馬市脇町の西部総合県民局において狩猟免許更新が行われ約40人が更新を受けた。狩猟免許は3年毎に更新しなければならず、今年は田上地区からは新田さんら2名が該当する。
 午後1時から順次、視力、聴力、などの適正検査を終えた後、木屋平地区の猟友会会長による狩猟読本を用いた講義が行われ、狩猟関係のビデオを2本視聴して終了した。
 狩猟免許更新には、(網猟)、(罠猟)、(第一種、二種銃猟)免許所持者が同時に講習を受けているためか、次第に増えている罠猟のみの免許所持者には必要と思われない、銃の扱い方に特化したビデオまで強制的に視聴させられるのも何かおかしい気がする。
 また、狩猟免許取得時及び更新時には (精神分裂病 躁鬱病 一部症状を除くてんかん 薬物中毒者)などに該当しないことを証明する医師の診断書が必要とされているが、これは本来、銃の所持を想定してのものであり、今のように銃を持たない罠猟のみの免許所持者が増えてきている現状には合わなくなってきているようにも思える。
2014年7月14日(月)
 イノシシ捕獲 (田上地区 黒北)
 黒北に設置してある新田サンの箱罠に中型のイノシシが入った。発見したのは昨日だが、捕獲作業は今日の午後から開始した。
 朝から雨が降ったり止んだりと天候は安定しないが、梅雨真っ只中ということで仕方がない。現場へと通じる黒北谷沿いの山道は生い茂った草や木が左右からハミ出して走行する車のボディーを容赦なく擦りつけてくる。
 イノシシは中型の20s程ありそうな若いメスだ。有害駆除として、新田サンが銃による止め刺しで処理しロープを架けて搬出した。 (本日午後1時20分頃撮影)
2014年7月7日(月)
 まぁ、どうでもイイことだけど・・・

 イノシシ駆除関連のサイトに関わっていたりすると、ちょっとしたことが、なんとなく イノシシ に見えてきたりします。そういうわけで、この広告をパッと見た瞬間に商品名を《 2歳いのしし 》と読んでしまいました。www。
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2014年6月19日(木)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 宇民さんのククリ罠に小型のイノシシが掛かった。イノシシはマダケの竹藪を横切るようなルートのイノシシ道に仕掛けておいた罠に掛かっていた。
 宇民さんがイノシシの口にワイヤーを噛ませて縛り、槍で仕留めた。
 このところ田上地区では、イノシシの捕獲数が減少している。黒北あたりでも、数が減っているようだが、足跡だけは依然として見られる。
2014年6月14日(土)
 巣穴? (東田上)
 五三竹(ゴサンチク)のタケノコを採るために、近くの薮に入ったところ、細い獣道があり、少し斜面になっている箇所に穴があった。
 穴は古い樹木根の跡らしく二股に分かれていて内部は薄暗い。小動物が使用したような気配があるが、近くに溜め糞らしき場所が全く見られないうえ、サイズが小さいので、タヌキではなく、野ウサギかイタチ位だろう。
2014年5月24日(土)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 久しぶりに、宇民さんのククリ罠に中型のイノシシが掛かった。田上地区は、一昨年の西田上に続き、昨年は東田上地区でも広範囲にワイヤーメッシュ柵を設置したため表面的にはイノシシの被害は減少しているように見える。しかし柵の外側では相変わらずイノシシの痕跡は消えていない。
 横井出の山道沿いの雑木林に仕掛けられた罠に掛かっていたのは35Kgの中型のメスで昨年の12月16日以来、約半年ぶりの捕獲になる。このイノシシの首には細いナイロン製のヒモが巻かれていてその一部がイノシシの首に食い込んでいたことから、昨年の秋に西田上東田上で目撃されたイノシシのようだ。当時は20Kgに満たない個体が8ヶ月でほぼ2倍に成長していたことになる。
 (捕獲記録写真はこちらをクリック→→→
2014年3月14日(金)
 イノシシ捕獲 (田上地区 黒北)
 黒北のスダチ畑の手前に仕掛けておいた新田さんのククリ罠にメスのイノシシが掛かった。現場は、古い桑畑の跡で所々にした巨大化した桑の木が見られる。

 イノシシは引きバネ式のククリ罠で右後脚がワイヤーに捕らえられていたが、可動範囲が広く、近寄ると勢いよく突進してくる。イノシシが大きいためワイヤーが切断する危険性を考慮し、およそ10メートルの距離から新田さんが銃による止めさしで処理した。
 回収後の計量では、60Kgあり、久々の大物で、よく脂肪の乗った上物であった。2週間後に行われる田上地区花見会で振る舞われる予定。
 
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2014年2月24日(月)
 イノシシの孤独
 このイノシシ、狭い檻の中で飼われて15年以上になる。普段は横たわっていることが多いが、人が近づくと起きあがってじっと見つめてくる。
 すこし前までは、直ぐ側の檻の中にも1頭飼われていたのだが、昨年の秋、檻から脱走し3時間後に死んで、一足先にやっと永遠の自由を手に入れた
2014年1月4日(土)
 黒北 (田上地区)
 久しぶりに黒北方面へ出かけた。米ヌカが撒かれた新田さんの箱罠には、動物の足跡らしき窪みが見られたが、不明瞭でイノシシのものかどうかは判らない。
 山道からスダチ畑の方向へ続く道の脇には、蔓にぶら下がったサネカズラの赤い実が、そよ風に吹かれ揺れていた。
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