★イノシシを中心に、その他、身近な生き物の情報を興味本位で発信!★       
 
野生イノシシ生態観察レポート  イノシシ駆除レポート     INDEXページ→  

   田上情報局2013

 

2007

2008

2009

2010 2011 2012 2013 2014
2013年12月21日(土)
 確かに手掴みでしたww
 人気TV番組 《探偵ナイトスクープ》 で、罠に掛かったイノシシを手掴みで生け捕りにする猟師を取材した映像が放映された。イノシシを手掴みするという猟師は76歳になる藤井彦次朗さん。実際の捕獲現場を見ようと、レポーターと共に依頼者らがイノシシ猟に同行するが、イノシシはそう簡単には罠に掛かってはくれない。
 番組では、後日、スタッフが捕獲現場に同行し、罠に掛かったイノシシを押さえ込み、縛り上げて生け捕りにし肩に担いで山を下りる藤井さんの姿を撮影することに成功し放映した。
 この手掴みでの生け捕りは、いったいどれくらいのサイズまで可能なのだろうか? ずいぶん前になるが、ドキュメンタリー番組で琉球イノシシを生け捕りにして同じように担いでいる人の映像を観たことがある。琉球イノシシは本土にいる日本イノシシよりは小型らしいが、全く同じような捕獲スタイルだった。

 ところで全く関係ないけど、捕獲シーンからオーバーラップして今回のゲスト壇蜜のアップに切り替わるシーンに僅かに残る文字が妙にマッチしていた。編集が巧い! 
2013年12月16日(月)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 横井出の山道脇にある雑木林の斜面である。今猟期に入って1ヶ月の間に宇民さんが捕獲したイノシシはこれで5頭目になり、昨年までと比べるとかなり早いペースだ。

 東田上地区では先月、広い範囲にイノシシ侵入防止用のワイヤーメッシュ柵を設置した。しかし、柵で一時的に被害を防いだとしても、個体数の調節を行わない限り、数を増したイノシシの侵入圧は時間と共に高まってくるので、駆除を継続することが重要となる。
 
←←←クリック
2013年12月8日(日)
 イノシシ2頭捕獲 (西田上地区 池の奥)
イノシシ情報2013  池の奥に新田さんが設置してあった2箇所の箱罠に大きめのイノシシがそれぞれ1頭ずつ入った。午前中に捕獲作業を終えた箱罠には推定40〜50Kg程のメスのイノシシが入っていて新田さんが銃による とめさしで処理した。

 午後に捕獲作業を行った方は、推定70Kg以上ありそうな最近ではかなりの大物で、こちらのほうは、助っ人として同行したGさんが持参した小型の檻に追い込み、生け捕りにして回収した。

 
←←←クリック
2013年12月3日(火)
 ククリ罠設置 (東田上)
 先日、東田上地区でイノシシ除けのワイヤーメッシュ柵を施工し、宇民家の裏にある竹藪もこの範囲に含まれることになり、一部の罠が不要となった。その罠を引き上げ、柵の外側に新たに移設することにした。
 本日午後2時頃から、宇民さんと共に柵外にある山道下の竹藪に3箇所の罠を設置した。罠はいずれも、1本のイノシシ道に沿って数メートル間隔で設置した。
 
 イノシシ除けのワイヤーメッシュ柵は、かなり広範囲を防御するように施工してあるが、最近、柵外にある民家周辺に出没したイノシシが畑を掘り返したらしい。早急に対策が必要だ。
2013年11月30日(土)
 イノシシ捕獲 (美馬市脇町 大谷地区)
 大谷地区に設置している新田さんの箱罠に小型のイノシシが入った。箱罠はブルーベリー農園の直ぐ下に置かれ、ここでは2カ月半前にも小型のイノシシを1頭捕獲している。
 このところ気温が低い日が続き、大谷地区でも遠くの山の木々のてっぺんにはほんのうっすらと雪のベールがかかっている。

 イノシシが箱罠の中を動き回るため槍では手間がかかると判断し、新田さんが銃を用いて止めをさした。

 ←←←クリック
2013年11月24日(日)
 ワイヤーメッシュ施工作業中にイノシシ捕獲 (東田上)
 本日、東田上地区でイノシシ除けのワイヤーメッシュ柵の施工作業を行った。午前8時半に宇民家へ8人が集合し、直前に吉村さんがフォークリフトで運び込んだ100枚のワイヤーメッシュと支柱用の鉄筋を施工予定ルートに沿って手分けして運び、順番に並べ針金で固定した。
 今回は総延長560メートルの予定だが、170メートルの区間は既に3週間前に終えているため、残りは横井出の山道沿いを含む400メートル弱の区間だ。作業を始めて1時間半経った頃、施工ルートの近くにある竹藪に仕掛けていた宇民さんのククリ罠にイノシシが掛かっているのを発見、急遽、捕獲作業に切り替えた。いつものように吉村さん、宇民さんのコンビで仕留め、一輪車に乗せて回収した。
 ワイヤーメッシュの施工は、午前中に出来なかった区間を午後1時過ぎから再開し、およそ1時間程で完了した。
2013年11月18日(月)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 昨日に続いて、今朝も宇民さんのククリ罠にイノシシが掛かった。場所は山道の直ぐ上にある雑木林の斜面で昨日の捕獲現場からは20メートル位の位置だ。罠のワイヤーが立木に巻き付いてイノシシの可動範囲が限られている。吉村さんがワイヤーでイノシシの口を縛り宇民さんが止めを刺して処理した。現場で見た時には、昨日のモノより大きく見えたが、回収後の計量結果は38Kgに留まり一歩及ばなかった。
2013年11月17日(日)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 宇民家から少し離れた横井出の山道下に拡がる竹藪に仕掛けられたククリ罠に中型のイノシシが掛かった。この辺りでの捕獲は久しぶりだ。現場は薄暗く、撮影のために近づくと歯をガチガチと鳴らし威嚇してくる。

 捕獲作業は、吉村さんが先端をリング状にしたワイヤーをイノシシの眼前に垂らして噛みつかせ、それを素早く引いてイノシシの口を縛った。止めは いつものように宇民さんが槍で処理し、ロープと滑車を用いて山道まで引き上げ一輪車に乗せて回収した。
 
←←←クリック
2013年11月17日(日)
 最期は自然の中で・・・ (美馬市脇町新町地区)
クリックすると拡大します  本日、早朝に脇町の新町地区の農家で飼育されていたイノシシが逃走し、パトカー2台、警察官8名が出動する騒ぎがあった。逃走したイノシシは2頭飼育されていた内の1頭で100sを超える大物だ。イノシシは一時、民家の庭へ追い詰められ、飼い主らがロープを使って捕らえようと試みるも、イヌなどと違って首が太いため、ロープが架からずなかなか捕獲できない。

 しばらくして、再び道路上に出てきたイノシシは近くの農地を横切って民家裏の茂みの中へ逃げ込んでしまった。中からはバリバリとイノシシの動く音が聞こえたがそのうちパッタリと聞こえなくなった。現場の茂みは人が入り込むのは困難な程、植物が密生しているため捕獲作業は中断せざるをえなくなった。

 逃走したイノシシはウリ坊の時から15年という長期にわたって鉄製の狭い檻で飼われていたらしい。檻に使用されている錆び付いた鉄筋がイノシシによって大きくねじ曲げられていた。

 長く飼われていたため、飼い主には懐いていたようだが、15歳を超えるイノシシは、もはや自らの余命が残り少ないことを悟ったのかもしれない。人が畳の上で死にたいと思うように、イノシシも狭い檻の中ではなく、まるで本来の彼らの棲(すみか)である自然の中で死にたいとでも思っていたかのように、束の間の自由を得た、わずか3時間後に死んでいるのが発見されたらしい。

 
←←←写真をクリックすると拡大します
2013年11月1日(金)
 イノシシ除けのワイヤーメッシュ柵施工作業開始
 美馬市では本年度も市内30の自治会に対し総延長25qに及ぶ獣害防止用のワイヤーメッシュが支給された。田上地区でも昨年の年度末に提出しておいた要望書に沿う560メートル分が支給され、本日午前8時にW商事まで吉村さんが直接トラックを持ち込み受け取った。

 今回は、東田上地区での施工ルートが計画されていて、該当地区の人たちは、それぞれ予定を組んで施工作業にとりかかることになる。


(写真は午後、早々と施工作業を開始したSさん)
2013年10月26日(土)
 箱罠設置 (東田上)
吉村さんの箱罠
 写真は、吉村さんが製作したイノシシ捕獲用の箱罠。 本日、近くの竹藪に設置した。設置場所は直ぐ側まで車が入るうえ、吉村家から近いため搬入だけでなく見回りも楽だ。
 この辺りには、頻繁にイノシシがやって来ているようで、直ぐ側にもイノシシの糞が転がっていた。糞のサイズで見る限り中型のイノシシらしい。設置した箱罠の回りには、モミ殻、そして内部には米ヌカが大量に撒かれ、周辺一帯は独特の匂いを放っている。
 
(本日午後1時15分撮影)
2013年10月16日(水)
 メールでお知らせ
 罠の見回り作業を軽減する目的として、罠が作動したことをメールで知らせてくれる装置を作ったというメールを頂きました。開発した製品はfacebookに詳細と実際の運用状況を公開しているそうです。興味がある方はアクセスしてみてください。

   399-8204 長野県安曇野市豊科高家5356-12
   株式会社 エフ・アンド・オーシステムズ 
   技術一課 吉原

    url            http://www.fando.co.jp/

    facebook    https://www.facebook.com/fandosys

2013年10月16日(水)
 今度は東田上に出没
 昼頃、吉村浩さんから 「近くにイノシシが居る」 と連絡が入り、直ぐに現場へ行ってみた。車で帰宅途中に見つけたのだと言う。場所は、東田上を貫く道路の大きな曲がり角下にある吉村家の農地で、直ぐ上には人家もある。
 現場へ着いて、そっと覗いてみるとガードレールの間からイノシシの姿が見えた。土を掘り返してミミズなどを探しているようだ。10カット程撮影した頃、吉村さんもやって来た。気配を察したのか、イノシシはこちらの姿に気付いて、小走りで近くの竹藪へ姿を消した。それでも遠くまで逃げる気配はなく、竹藪からはイノシシの動きによって発するパリパリという音が続いていた。しばらく間をおいて再び出てくるつもりだろう。
 撮影したカットを詳細に確認すると、首付近にスジ状の痕があり、先月(9月24日)に西田上に出没したイノシシと同一個体だ。このイノシシは西田上近辺で何回か目撃されているらしい。人間に対する警戒心が通常の野生イノシシよりも はるかに低いことからも、人間に飼われていた可能性が考えられる。首に残ったスジ状の痕は、クビワか又はワイヤーなどで繋がれていた痕跡だろう。
 
(12時5分に撮影)
2013年10月12日(土)
 小型イノシシ (東田上)
オフラインバージョン  早朝、罠の見回りに出かけた宇民さんが、小型のイノシシを持って帰ってきた。罠に掛かっていたのだという。
 イノシシは既に死んでいたが、ちょうど2カ月前に宇民家の裏にやって来たウリ坊の縞模様が消えた位のサイズだ。あの3頭のうちの1頭である可能性が高い。
 イノシシはメスで、計量してみたところ、8Kgであった。

 
←←←オフラインバージョン
2013年9月25日(水)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 宇民さんのククリ罠にオスのイノシシが掛かった。前回の捕獲(7月11日)から2カ月が経ち、久々の捕獲だ。捕獲場所は、宇民家から40〜50メートル程離れた山道沿いの斜面。山道からは それほど離れていないが、見落としやすい位置にあって ここでは何年か前に発見が遅れイノシシが死んでしまったことがあった。
 捕獲作業は、吉村さんがワイヤーで口を縛り宇民さんが槍を用いて止めを刺した。回収後の計量では予想より重くて40sあった。
 美馬市脇町地区猟友会でのイノシシ有害捕獲数は289頭に達した。


 
←←←クリック
2013年9月24日(火)
 野生イノシシ出没 (西田上地区)
 今日、夕方、西田上地区に小型の野生イノシシが現われた。見たところ15〜18sのメスのようだ。どうやら、このステーションワゴンが気に入っているようで、なかなか離れようとしない。タイヤやフロントバンパー、ボディ側面には擦りつけられた泥が乾いて白っぽくなっている。人間に対しても好奇心が旺盛でじっとしていると直ぐ側まで寄ってくるが、こちらから近づこうとすると車の周囲を回るように逃げて距離を取ろうとする。およそ15分くらい撮影したが、ヤブ蚊の襲撃を受けやむなく退散した。
 午後5時30分頃、仕事先から帰宅した新田さんがワイヤーを用いて生け捕りにしたが。夜の間に逃げられてしまったらしい。
2013年9月12日(木)
 イノシシ捕獲 (美馬市脇町 大谷地区)
 大谷地区に設置してある新田さんの箱罠である。ブルーベリー農園の直ぐ下に置かれた箱罠の周辺には葛が生い茂っていてイノシシの好む環境だ。事前に箱罠への進入路付近の草を刈り取ってくれていたので直ぐ側まで車を入れることが出来た。
 イノシシは小型で推定7〜8sのオス。この箱罠にはタヌキの侵入除けとして下半分にグリーンの金網を張ってあるが、これが破れて絡まり撮影しづらい。
 新田さんが槍を用いて止めを刺し有害駆除として処理した。美馬市脇町地区におけるイノシシの有害駆除数はこのイノシシでちょうど250頭になった。
 

 写真右下の赤い実は、Fさんの家の直ぐ下に植えられていたもので、ミズキ科のヤマボウシのようだ。ヤマボウシという名は以前から知っていたのだが、実際に結実した実を見たのは初めてだ。生食はもちろん、ジャムや果実酒にも利用できるらしい。ちなみに一青窈のヒット曲で唄われたハナミズキは別名をアメリカヤマボウシと言い、実の形は全く似ていないが、こちらも果実酒に出来るのだそうだ。

2013年8月12日(月)
 ウリ坊がやって来た (東田上)
 早朝、宇民さんから「家の裏でイノシシが遊んでいる」と連絡が入った。急いでカメラを持って駆けつけると、雑木林下の山道で3頭のウリ坊が地面を突きながら歩き回っていた。宇民家からは20〜30メートルの距離だ。
 早速、数枚シャッターを切った後、少しずつ距離を詰めながら撮影した。3頭のウリ坊は一心不乱にうつむいて餌を探しているためか、こちらの存在には気付かない。しかし地面付近の草が邪魔をしてイノシシの顔がほとんど写らない。
 仕方なく、舌打ちをして音を発しイノシシの注意をこちらに向けさせることにした。音に反応して顔を上げこちらを見るが、じっとしているモノには意外と気付かない。何回か顔を上げさせた頃、こちらの僅かな動きに気付いた1頭が走り出すと後を追うように残りの2頭も揃って山道を反対方向へ走り去った。
 
(午前6時47分〜6時51分に撮影   APS-Cデジタル 300oフルサイズ換算値、ISO800 大幅にトリミング) 
2013年8月10日(土)
 圧死 
 大谷地区の新田さんの箱罠でイノシシが死んでいるという連絡が入り同行した。箱罠は道路脇から少し入った竹藪に設置されているもので今月2日に1頭捕獲した場所だ。
 現場へ到着し確認すると、箱罠の扉に首を挟まれた状態で死んでいたのはイノシシではなくタヌキであった。運悪く落下する扉に挟まれたのだろう。

 イノシシ捕獲用の箱罠にはタヌキも頻繁に訪れているが、タヌキの場合にはたとえ扉が作動してもよほど大型のタヌキでない限り檻のメッシュをすり抜けることが出来るためイノシシ用の箱罠で捕獲されることはほとんどない。
2013年8月9日(金)
 イノシシ捕獲 (田上地区 池の奥)
 池の奥に設置された箱罠での捕獲は久しぶりだ。以前は道から少し草むらへ入るとセットした檻の扉の上部が見えていたが、今では檻の回りに背の高い草が生い茂り全く見えなくなってしまった。
 捕獲作業は午前8時から開始。最初に槍での止めさしを試みるもイノシシの素早い動きに対処できず、結局、銃による止めさしに切り替えた。いつもより随分と近距離であったため命中したスラッグ弾がイノシシの下顎を完全に粉砕した。
 
←←←写真をクリック
 最近マダニが媒介するウイルスによる感染症が注目され、行政や関連機関で実態調査が予定されている。野生イノシシは多かれ少なかれ体にダニを付着させており、特に体力の衰え掛かった個体には膨大な数のダニが付いていることがある。

 都合で同行出来なかったが、新田さんは昨日にも大谷地区に設置した箱罠で3頭捕獲している。かなり小型のウリ坊だったそうで捕獲作業に同行したGさんが持込んだ小型の檻に移し替え3頭共に生け捕りにしたそうだ。
2013年8月2日(金)
 イノシシ捕獲 (美馬市脇町 大谷地区)
 大谷地区に設置された箱罠に小型のイノシシが入ったと連絡があり捕獲作業に向かう新田さんに同行した。
 檻は道路脇の竹藪に置かれ、中には20s程度と思われるイノシシが入っていた。新田さんが銃による止めさしで処理し猟友会会長宅まで運び、有害駆除の確認を受けた。
 美馬市脇町地区内のイノシシの有害捕獲総数は178頭になった。
←←←写真をクリックすると拡大します
2013年7月21日(日)
 イノシシ3頭捕獲 (田上地区 黒北)
  今朝8時頃から久しぶりに横井出の山道を通って黒北方面へ出かけた。今年の夏は猛烈な暑さが続いているため、山歩きの回数もずいぶんと減っている。
 黒北のスダチ畑へ近づいた時、前方にある竹藪の奥からガタガタという音が聞こえてきた。音の方向には新田さんの箱罠が設置されているが、そこまでは結構な距離がある。ここでは今までに何頭も捕獲しているが、これほど離れた距離から音が聞こえてきたのは初めてだ。
 山道の突き当たりから薮の中を進んで箱罠の側まで行ってみるとウリ坊2頭と母親らしきイノシシが入っていた。母親は50〜60sほどありそうだ。箱罠に入ってからあまり時間が経っていないようで、興奮したイノシシたちは狭い箱罠の中を走り回っていた。扉に突進を繰り返したためか、扉上部のアングルが僅かに外側に膨らんでいる。
 いつもは、扉正面から撮影しているが、危険であるため直ぐに新田さんに連絡をし到着を待った。およそ30分経って新田さんが赤いジムニーでやって来て有害駆除として射殺処分した
。 
 ↑写真をクリックすると拡大します。
2013年7月11日(木)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 宇民さんのククリ罠に中型のイノシシが掛かった。場所は先月に2頭捕獲した竹藪の中。近くには真竹のタケノコが生えていて、その中には歯形の付いたタケノコも見つかっている。
 捕獲作業は、吉村さんも加わって午後3時頃から開始。吉村さんがワイヤーでイノシシを縛り、宇民さんが槍を用いて止め刺し後、滑車とロープで山道まで引き上げ一輪車を用いて回収した。連日の猛暑で午後3時を過ぎても気温は下がらず、汗まみれの捕獲作業となった。

 
←←←クリックすると拡大します
2013年7月7日(日)
 視界を遮る
 本日午後1時過ぎ、新田さんのもとへ四国中央市のMさんが箱罠の扉を引き取るためにやって来た。扉は大型イノシシによって変形させられたもの(イノシシ情報2013年3月15日参照)を新田さんが補修したもので、曲がりを修正し扉上下にアングルを重ね溶接して剛性をアップさせたうえ、扉全体に薄鋼板を貼り付けてある。鋼板はイノシシの視界を遮ることにより扉への突進を防ぐ効果を狙っている。
 これは、イノシシの眼前で黒いコウモリ傘を開くと視界が遮られ、突進することを躊躇するという習性を利用したものだ。ワイヤーメッシュ柵などに於いてもトタン板を併用しイノシシの視界を遮るようにすれば侵入防止効果は大きくなる。
2013年6月9日(日)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 一昨日に続いて、再び宇民さんのククリ罠に中型のイノシシが掛かった。罠は前回の捕獲場所から10メートルも離れていない。ここにはハッキリとしたイノシシ道が通っている。

 猟友会会長に連絡し、有害駆除として射殺してもらった。美馬市脇町地区における本年度のイノシシの有害駆除数は、このイノシシで118頭目になったらしい。2日間で5頭ほど増えていて かなりのハイペースだ。



 ←←←クリックすると拡大します
2013年6月7日(金)
 イノシシ捕獲 (東田上)
  宇民さんのククリ罠に中型のイノシシが掛かった。場所は、宇民家から100メートル位の位置にある竹藪の中。
 捕獲作業は、吉村さんと宇民さんで行い、吉村さんがワイヤーでイノシシの口を縛り、宇民さんが止め刺しで処理した。
 昨年、宇民家の裏山辺りでは1月9日から7月5日まで半年間にわたって捕獲実績がなかったことを思うと、少し増えてきているようにも感じるが、まだ農地には侵入していない。
 美馬市脇町地区のイノシシ有害捕獲数はこのイノシシで113頭だそうだ。

 ←←←クリックすると拡大します
2013年6月2日(日)
 箱罠の修理
 2カ月前に、四国中央市のMさんの箱罠に大型イノシシが入り、箱罠の扉を壊して逃走した。
 
(イノシシ情報2013 3月15日参照)

 新田さんの元に届けられた鉄製の扉はアングルが変形していて扉全体が曲がっている。本日、午後から修理に取り掛かり、表面に浮いた赤錆びをワイヤーブラシで落とした。この後、補強として扉に太めの丸鋼を溶接する予定。
 
(本日午後4時30分頃撮影)
2013年5月25日(土)
 ルール違反  
 本日午前、市道185号沿いの焼き場谷付近でタケノコ堀りに来ていた人からククリ罠に掛かっているイノシシがいると連絡が入った。
 罠には、狩猟法で義務づけられている設置者などを記載した表示プレートが設置されておらず、無許可の罠である可能性もあるということで、猟友会会長らが現地へ出向き、罠に掛かっているイノシシを射殺処分した。
 表示の無いククリ罠は目立たないため、誤って人間が掛かることがあり危険である。この辺りでは以前にも表示プレートの無い罠にイノシシが掛かっていたことがあり、今回同様に猟友会会長によって有害駆除として殺処分されている。

 (本日午前10時頃撮影)
 
2013年5月21日(火)
 90Kg の大物ww
 本日午前、宇民家へ淡路島在住のKさんが知人の猟師を伴って訪れた。Kさんは淡路島でワナ猟を行っているそうで、3〜4年前に何度かメールをくれたことがある。

 田上地区ではシカは滅多に見られないが、淡路島ではシカが多く被害も出ているようでKさんも有害駆除として多くのシカを捕獲している。もちろん淡路島にもイノシシは居るようだが、人為的に放されたイノブタとの交雑種が多いらしい。

 (写真中央がKさんで90Kgあるそうだww)
2013年5月18日(土)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 横井出の山道下の雑木林の斜面である。すぐ近くにはイノシシ道のある尾根があり、嘗てはこの辺りで宇民さんは多くのイノシシを捕獲している。
 罠に掛かったのは今期に出産を控えた若いメス。吉村さんと宇民さんの連携で槍を用いて有害駆除として処理した。

 
←←←クリックすると拡大します
2013年5月13日(月)
 イノシシ2頭捕獲 (田上地区 黒北)
 新田さんの仕掛けたククリ罠に2頭のイノシシが掛かった。場所は黒北に設置してある箱罠から少し離れた古い農地跡。昨夕、大きめのイノシシが掛かっているのを新田さんが確認し、今朝、銃を用意して現場へ出向くと、今度は別のククリ罠に中型のイノシシが掛かっていたのだ。

 ←←←クリックすると拡大します
2013年4月15日(月)
 イノシシ捕獲 (田上地区 黒北)
 黒北に設置された新田さんの箱罠である。このイノシシ、昨日に新田さんが確認していたが、都合により捕獲作業を今日行うことにしたのだ。午前10時過ぎに新田さんに続いて助っ人のGさんの軽トラが現場にやって来た。

 
←←←クリックすると拡大します
2013年4月15日(月)
 イノシシ捕獲 (東田上)
 宇民さんのククリ罠に中型のイノシシが掛かった。場所は宇民家の直ぐ裏にある孟宗竹の薮の中。
 早朝、宇民さんが確認した時には前足だけが掛かっていたようだが、しばらく経って行ってみると近くに設置されていた別の罠を作動させ、今度は後ろ足も掛かっていた。

 
←←←クリックすると拡大します
2013年4月10日(水)
 タヌキ (東田上)
 横井出の山道付近に仕掛けてあった宇民さんのククリ罠にタヌキが掛かった。宇民さんと一緒に、二股に枝分かれした樫の木を用いてタヌキの首を押さえ、前足に掛かっていたククリ罠のワイヤーを外してやった。
 一瞬、タヌキは何が起こったのか分からないような顔をしていたが、すぐに自由の身になったことをさとって竹藪の中に走り去っていった。
(本日午前11時頃撮影)
2013年4月3日(水)
 イノシシ捕獲 (田上地区 黒北)
 ワラビ採りを兼ねて黒北方面へ出かけた。途中、新田さんの箱罠へ立ち寄ってみると、檻の手前に仕掛けられたククリ罠に中型のイノシシが掛かっていた。新田さんも既に確認していたそうで10分後、現場へやって来た。
 新田さんが銃で止めをさし有害駆除として処理した。
2013年3月31日(日)
 巣穴
 今年はワラビの生えるのが早く、ワラビ採りに山へ入るのは今日で5回目になる。午後、黒北谷から横井出を回るコースを歩いた。黒北では嘗て廃家電が野積みされていた場所の直ぐ上の山の斜面がイノシシによって広範囲に掘り起こされていた。大小の足跡も見られることから複数のイノシシが生息しているようだ。
 写真の巣穴は横井出の山の斜面に掘られていたもので、今は使われていないが、サイズから見てキツネかタヌキの巣穴だろうと思う。
2013年3月27日(水)
 油断は禁物
 3月も残り少なくなり、新年度が目前に迫っている。本日午前、市役所農政課に出向き、平成24年度に田上地区に設置したワイヤーメッシュ柵の作業完了届けと共に、25年度の新規要望書を提出した。ワイヤーメッシュはイノシシなどの被害に対しては一定の効果はあるが油断していると、柵の外側ではどんどん個体数が増えてゆくことになるため、駆除の手を緩めないことが重要である。 
 美馬市では、4月1日からシカ、イノシシ、サルの有害駆除が許可される。サルは狩猟獸ではないため捕獲は猟期間に関わらず、通年有害駆除ということになる。 (写真は東田上東部の焼き場谷 本日午後2時頃撮影)
2013年3月19日(火)
 ワラビ採り (東田上)
 連日、暖かい日が続いていて、それほど多くはないものの山では既にワラビが顔を出している。イタドリも僅かだが見られるが丈は短い。あと1週間もすれば、かなり伸びてくるだろう。

  
(写真は横井出の山道を見回る宇民さん、本日午後2時過ぎ撮影)
2013年3月15日(金)
 イノシシのパワー (愛媛県四国中央市)
 先日、四国中央市のMさんからメールと共に箱罠の写真が送られてきた。イノシシによって壊されたらしい。箱罠は以前に新田さんが製作したモノだが、扉全体が大きく膨らみ、扉の枠として使用されたアングルが歪められている。箱罠を壊して逃走したイノシシはかなりの大物らしく、時間を掛けて入念に餌付けを行った後に箱罠のトリガーをセットしたばかりだったそうだ。
 長年、イノシシ猟を行ってきた新田さんも扉の枠が壊されたことは一度も無く、あらためてイノシシのパワーには驚かされたようだ。今後製作する際には扉の強度をアップさせる必要がありそうだ。
2013年3月14日(木)
 イノシシ捕獲 (田上地区 黒北)
 黒北に設置された箱罠である。今猟期は全般的にイノシシの捕獲数が減っていて新田さんの捕獲もこのイノシシでまだ7頭目だ。この箱罠は古くから設置してあるモノだが捕獲数は多い。箱罠の近くにある泥濘には真新しい足跡がついていて、他にもイノシシが生息していることを示している。
 新田さんがメッシュ越しに射殺後、ロープで縛り、車を駐めた場所まで運び出した。
2013年2月1日(金)
 大型イノシシ (愛媛県四国中央市)
 狩猟や駆除による狩猟圧により個体数が減ってくると捕獲されるイノシシが次第に小型化してくる。大きく成長する前に捕獲されてしまう頻度が増すからだ。田上地区でも捕獲されるイノシシは中型以下が多くなってきている。

 写真は、四国中央市在住のMさんが仕留めた大物イノシシ。詳細は確認していないが、80キロを超えるオスだと思われる。田上地区でも、このクラスのイノシシは、少なくなっている。

←←←写真をクリックすると拡大します。
2013年1月5日(土)
 イノシシ2頭捕獲 (美馬市脇町東大谷地区)
 新田さんが大谷地区に設置してあった箱罠に2頭のやや小型のイノシシが入った。生け捕りにするために小型の檻を持参したOさんが同行した。場所は東大谷の太子堂の直ぐ側にある檜林の中。ここでは以前にも捕獲実績があり撮影記録も残っている。捕獲作業は箱罠に小型の檻を接続しイノシシを追い込んで完了した。
 東大谷では、昨年末(12月22日午前)に養鶏場から出火しブロイラー1万羽が死ぬという火災があった。現場はイノシシの檻からは、近い場所にある。この鶏舎では2012年1月にも火災があり1万羽が死んでいる。
昨年 2012年(平成24年)の情報はこちらをクリック⇒⇒⇒

Copyright  (C) 2013  Satoru Fujimoto  All Rights Reserved.