http://www.geocities.jp/tatorutan/inokujyo/
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東田上の横井出用水路沿いの斜面である。宇民さんも最近では、罠の設置を自宅から比較的近い場所に移しつつある。自宅から200メートル以上離れている場所での捕獲は久しぶりだ。
ククリ罠のワイヤーに後脚を捉えられたイノシシは雑木林の斜面に逆さに吊られるような態勢になっていた。そのまま槍での処理が可能とも思えたが、念のため吉村さんがワイヤーでイノシシの口を縛り、宇民さんが槍で止めを刺すことにした。
一見すると40キロ半ば程度に見えたが、滑車を用いての回収時、ロープを引く吉村さんの手にはずっしりとした重みが感じられたと言う。宇民家での計量でも56sと予想を上回っていて、更に解体の結果、かなり成長した5頭の胎子が確認された。
148 (108+40)