2008年11月3日、美馬市の文化祭の協賛イベントとして発動機愛好家による石油発動機運転大会が行われた。朝からあいにくの曇り空で、少し肌寒く感じられたが、会場となった吉野川の堤防下グランド近くの河川敷には早朝からトラックで次々と自慢の発動機が持ち込まれた。高知や香川からも発動機愛好家たちが来ていたようで、中には、4トンもあるという大型のものや、イングランド製の焼玉エンジン、更には銘板に(MADE
IN OCCUPIED JAPAN)の文字が刻まれたヤンマー製の古い船舶用のディーゼルエンジンなども持ち込まれた。
9時を少し過ぎた頃、徳島県石油発動機愛好会の美馬支部長の筒井勝明さんによる挨拶と、場所が河川敷であることから枯れ草などへの火災に対しての注意があった。
低速回転による、エンジン音を耳にし、石油の匂いの混じった白煙を眺めていると、ふと半世紀前へとタイムスリップしたような懐かしさに包まれてくる。
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