(←←←ZONE のTOPへ戻る)    photo by Satoru Fujimoto
 

 この綺麗な白い玉、田んぼから出てきたものらしい。平成20年の秋、脇町に住む藤倉さんが市内にある水田で奇妙な白い玉を発見した。最初は1~2個、その後2~3回続けて発見し、合計9個の玉を見つけたのだと言う。
 発見者の藤倉さんは隕石ではないかと思い調べてもらおうと、地元紙の支局に連絡し記者に預けた。結果は外観からみても分かるように、当然、隕石ではなかったのだが、この玉に関するそれ以上のことは分からなかった。
 9個の玉は、非常に硬い石で出来ているようだ。一見すると綺麗な球形に見えるが、良く見ると眞球ではない。大まかなサイズに分けると4種類のサイズがある。

概  略  値

 大サイズ  4個

約43~46mm

約80g

 中サイズ  1個

約34~36mm

約40g

 小サイズ  3個

約25~28mm

約20g

 小サイズ  1個

約20~23mm

約10g

 玉の材質は、石英か、白色系の翡翠であるようにも思えるが、見ただけではよく分からない。
 表面は、非常に滑らかである。川などでは石が水流によって丸くなることもあるが、多くは砂岩などの比較的柔らかい石が多く、またこれほど滑らかになることは考えにくい。
 鍾乳洞には、表面が極めて滑らかな球形のケーブパールが出来ることもある。この玉が自然に出来たものか、人の手によって作られたものであるかも不明だ。

 おそらくは人の手が加わっていると考えられるが、製作時期も用途もはっきりしない。丸石信仰などというものもあったりして丸い石が祀られたりしているケースも少なくない。玉を発見した藤倉さんは、これを家宝として保存しようと考えているのだと言う。 (写真右下は発見者の藤倉一雄さん)

  ※ 藤倉さんが、この玉を発見してから10年後の2018年、あるテレビ番組で同様の白い玉がとりあげられた。その結果、この白い玉の正体が明らかになった。→→→クリック

 
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