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 西田上の真楽寺裏の塩ガ峰の中腹に設置された新田さんの箱罠である。この箱罠は長い間、少し上にある茂みの中に設置されていたのだが、捕獲後の搬出作業を楽にするため、現在の場所に移し替えている。

 檻に入ったのは、50Kg位のメスのイノシシで少し痩せているが、元気が良く、人間を見て興奮し檻の扉に体当たりを繰り返し、あっという間に上顎が大きく傷ついてしまった。最初に檻を見た時、側に生後半年位と思われる子供のイノシシが一頭付いていたが、直ぐに逃げてしまった。

 檻から30メートル位離れてしばらく待っていると、再び現れ、捕らえられた母親の側にやって来たが、カメラのシャッター音に気づいて茂みの中に戻っていった。
 少し、遅れて現場へ到着した新田さんが、檻のメッシュ越しに銃で処理し、キャリアを用いて搬出し久しぶりに自宅で解体した。