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http://www.geocities.jp/tatorutan/inokujyo/
inokujyo_index.html

 不思議なもので、イノシシの捕獲は連続する傾向がある。何ヶ月も獲れない時がある反面、極めて短い期間に連続して獲れることも多い。これには母親を中心とし、その子供のイノシシが一緒に行動していることや、タケノコなどの季節モノの餌に対して集まってくるということも要因になっているのだろう。したがって、連続して捕獲されるイノシシは兄弟や親子である可能性が大きい。
 藤畠さんによると、このイノシシはまだ発情期を迎えていない若いメスで、昨年に生まれた個体であろうと言う。昨日、宇民さんの檻で捕獲されたイノシシも若い個体であった。 おそらくは兄弟なのであろう。

 このイノシシ、宇民家の裏から200メートル位離れた山の斜面に設置されたククリ罠に掛かった。
 宇民さんは、この近辺で過去にも多くのイノシシを捕獲している。極めて近い場所に2カ所仕掛けていた罠が共に作動していて、ワイヤーとカズラが複雑に絡み合っていた。

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20090610