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里山 フォトレポート シリーズ No.9

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    ●ニホンマムシ 学名(Agkistrodon blomhoffii)

 春が終わり、気温が上昇してくると蛇をよく見かけるようになる。草刈り作業などでマムシに出会うことがある。
 マムシは日本では九州以北に広く生息している。日本に生息する陸性の蛇の多くが卵生なのに対してマムシは卵胎生である。

 田上地区内でもかなり頻繁に目撃されているようだ。私自身は、まだ4回しか出会っていない。運悪く、望遠レンズを持ち合わせていない時に限って出会ってしまうのだ。仕方なく、短焦点レンズを装着したカメラを構え、そっと出来るだけ近づいて写すということになってしまうのだが、あまり気持ちのイイものではない。敵もカメラが近づいてくるのが気になるらしく、首を引いた攻撃体勢(写真下)をとってにらみつけて来る。

 マムシは、九州以北ではヤマカガシと共に代表的な毒蛇である。ヤマカガシは、かつては無毒蛇とされてきたこともあったが、深く咬まれることが少ないものの、毒そのものはマムシより強いらしく死亡例もあるという。
 田上地区内では4〜5年前にマムシによる咬症被害が1件起きている。マムシの出没シーズンになると美馬市の広報には血清の設置場所が記載されている。
 よく言われる、≪赤マムシ、黒マムシ≫というのは種の違いではなく、色彩変異である。
 
 

20080525___20091008

(徳島県美馬市脇町東田上にて撮影 2005〜2007)