画面をクリックするとINDEXページへ移動します

里山 フォトレポート シリーズ No.11

INDEXページへ戻る⇒⇒


(徳島県美馬市脇町東田上にて撮影  2008-7-2)

学名  ( Vulpes Vulpes )
英語名 ( red fox )
食肉目 イヌ科

●田上地区内でも以前からキツネの目撃例はあったし、不鮮明ではあるがその姿は写真にも撮られていた。そのため生息していることは分ってはいたのだが個体数はタヌキなどに比べると圧倒的に少ないようで、なかなか見る機会が無かった。
 写真のキツネは東田上東部の市道沿いの林の中に宇民さんがイノシシ捕獲用として仕掛けておいた罠で捕らえられた個体である。
 一見すると、痩せたノラ犬のように見えなくも無いが、キツネ特有のスリムな体に長い尾があり、ごく薄い色だが、リング状の縞模様も見え、更にその先端部分には特徴的な白い毛が生えている。爪も鋭く、よく見てゆくと、犬との違いがよく分る。
 この辺りの林の中には、かなりはっきりとした獣道もあり、イノシシだけでなくタヌキやキツネも頻繁に行き来していたのかもしれない。

●人里付近から、かなりの山奥まで広く生息する。基本的に肉食で、ネズミや鳥などの小動物を捕らえて食べるが、タヌキと同様に果実などの植物質のものもよく食べる。比較的明るい山の斜面に数メートルの長さに及ぶ巣穴を掘る。
 北海道に生息するキタキツネや本州以南に生息するホンドキツネは、共にアカキツネの亜種とされている。

20080704

その他のコンテンツ
情報はこちらから

●《キツネ目》と言う言葉がある。1984年(昭和59年)に起きたグリコ森永事件で重要参考人として公開されたことが記憶に残っていて、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』にも 「キツネ目の男」 という項目まである。上の写真を見ていると、キツネが警戒して耳を後ろへ反らせると、いっそうキツネ目が強調されるように見えてしまうようだ。