誰が言ったのか直ぐには思い出せないが、｢記録は破られるためにある｣ と言う言葉がある。近年、田上地区内の用水路として設置された導水パイプ内から巨大化した樹木根が発見されることが増えている。樹木根は地中に埋設されたパイプからの僅かな漏水を見つけ、その小さな穴から極めて細い根が内部に侵入し、パイプ内で水分や養分を吸収して巨大化する。その結果、パイプを詰まらせ流水量の減少を招いたり最悪の場合には断水に至らしめることもある。

　東田上地区では、今までに何度か樹木根をとりだしており、その都度サイズを計測してきた。そして、2007年8月に４ｍ70�pのモノが発見され、おそらくこれ以上のものはなかなか発見されないだろうと誰しもが思っていたところ、今年１月に６ｍ30�pのモノが見つかり あっさりと記録を塗り替えた。さて、今回、西田上用水で発見された巨根だが、５ｍ80�pと長さでは少し及ばないものの太さ、固さでは過去のものを寄せ付けずボリューム感で他を圧倒しているのだww。

（写真下は、巨大樹木根を担いで意気揚々と帰路につく 巨根愛好家の幸市さん、　写真左下は地区内に生息するハチマキおじさんww）